日々のあれこれーのんびりくらし

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終の棲家で花遊び❀

いきなりクビと言われたら

夫さんは研究職。

妻には理解できない苦しさがあるようでここ数年ずっと仕事をやめたがっていました。

夫さん「貯金が◎◎万円たまったらやめるんだ!」

妻「私のアパートの返済が終わるまで待ってーー」というのがお約束。

 

 

そうこうして2019年3月に私の年季が開けました♪(事業資金の返済完了)
抵当権抹消の登記も無事終了。
夫さんの貯金もそこそこ貯まったようです。

 

「定年まであと2年だけど来年にはやめる」と決め、最終出勤日まで自分で予定をたてて、ひそかに「あと〇〇日で会社に行かなくてすむ」などと指折り数えていました。

会社をやめたらやりたいことリストも作っていました。

  

そんなある日、上司に呼ばれた夫さん。 

 経営統合のため大規模リストラがあり夫さんはその中の一人になったのです。

 

でも、夫さんにとってはとても好条件。
上乗せ退職金の給付があり、再就職支援会社への登録等々。
58歳の夫さんにとっては、あと一年嫌々働くよりも1年分の給与の上乗せ退職金があることは素晴らしい条件だそう。
(実際、1年分の上乗せってすごいと思う)
「自分でやめるっていう前にクビになって良かったー♪」だそうです。

 

会社都合の退職なので、失業手当もすぐ支給になります。
他の部署には50代前半の人や、40代でお子さんがまだ小さい人もいたそうで、
その人たちからしたら、この条件ではのめないと思うけど。

でも、以前にも同様のリストラがあったときにも戦った人はいないようで今回もみな粛々と退職していくそうです。

  

それまで、仕事の夢を見てよく眠れなかったとか言っていたのに、
退職が決まってからは毎晩ぐっすり眠れるようになったとかで、
毎朝こちらが起こす前からスッキリ起きてくるように。
なんと、むくみがちだった顔がスッキリまでして。

 

発表があってから、引継ぎに一か月くらいかかり、
現在9月末の退職日まで有給休暇消化中。

 

先月は立て続けに送別会。f:id:Xiaoren:20190803211821j:plain

プレゼントと花束をもらって帰ってきました。

花束を持ってしょんぼり乗っているおじさんを電車などで見ると「定年退職なのかな、お疲れ様です」という気持ちになりますよね。

 

でも、我が夫さんは最終出勤日に車を運転しながら帰るときに、
淋しさ1割、晴れ晴れとした気持ちが9割だったそうです。
「33年働いた会社なのに、淋しい気持ちよりもやりとげた満足の気持ちが多くて晴れ晴れとした気持ちだった。

人生最後の日も同じような気持ちになれたらいいな」と言っていました。

  

悠々自適のリタイア生活を送ると言っていて、
それは私の夢でもありますが、
はたして実現可能なのでしょうか?