日々のあれこれーのんびりくらし

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終の棲家で花遊び❀

派遣法にもの申したい!

事務のパートの同僚の話。

事務のパートの仕事は、扶養の範囲内のお仕事なので時給が安いけれど、
日数も少なく休みやすくて旅行するにも便利で私は長く働いてます。

社員さん以外はおばちゃんだらけの職場の中で
彼女は「おばさん」というより「お姉さん」。

いつもは自転車通勤の私が雨で電車で帰る時に一緒になったので話をしていたら、
私の日雇い派遣バイトに興味をもったみたい。
「私でもできるでしょうか」
「私がいくような倉庫のバイトは体力勝負だけど難しくはないですよー。
アパレルとか通販の倉庫のピッキングが多いですけど、一緒に行ってみますか?」

 

ということで、私が登録している派遣バイトの会社に登録したようです。
このあたりのやり取りの中で、彼女に小学生のお嬢さんがいることが判明。
もう少ししたら姉妹に見えるかもー。きれいなお姉さんっていいな。


私の今登録している派遣会社は、登録のために事務所にいくことはなくすべてネットで完結する。
ネットで希望の仕事を見つけたら日時を指定して応募すると、仕事確定メールが来て、前日に仕事の最終連絡のメールが再度来て、当日一人で現場に行く。
お給料も月末締めで翌月銀行振り込み。

 

以前の別の会社は、登録のために会社に行ったり、
現場に行くにも駅で集合して点呼とったりしました。
お給料は日報をもっていくと週払いで現金で渡してもらえる。
好みにあうほうがいいと思います。
私は今の会社の方式が好き。

 

二人で近所の倉庫を見つけ応募して「確定メール来たら二人の待ち合わせ場所決めましょうね」なんてやりとりをしていたのですが、
前日会社から「ご応募いただいたお仕事は力仕事がメインで女性には難しそうです」との連絡が。
「別の現場にご協力いただけますか?」という提案つき。
「一緒に応募していた〇〇さんと同じ現場に行きたいのですが・・・」というと、
「〇〇さんは例外の方なので、派遣のお仕事ではなく日々紹介のお仕事しかできないのです」との返事。

彼女は例外で派遣のバイトができない?!「日々紹介」って?!

 

ここで、登録の際に日雇い派遣バイトできると言われた条件は4つ

1・60歳以上の人

2・雇用保険の適用を受けない学生(昼間の学生ということ。夜間学生は不可)

3・本人の収入が500万以上

4・世帯の収入が500万以上で主たる生計者ではない

これ以外の人は日雇い派遣ではなく正社員で雇用しなさいということなのでしょう。
これ以外の人は、「研究開発や添乗員、デモンストレーターなどいくつか特定の業務」については一日単位という形で派遣することが認められているそうです。

 

ここまで乗りかかった船なので、
「日々紹介の仕事ってどんなものがありますか?私はその仕事はできますか?」と
聞くと、日雇い派遣バイトができる人は日々紹介の仕事もできるそうです。

しかし、彼女と二人で行こうと決めた日には日々紹介のお仕事はなく、
他の日なら「保険会社の覆面調査員の仕事ならあります」と言われ、
とりあえず今回は見送り。
覆面調査員というのは特定業務に入るんだ。ふーん。

 

倉庫で会う人たちは、実家に住んでるフリーターか主婦、
または定年退職後の人が多いような気がします。
私は彼女も既婚者で主婦だと思っていたけどそうではなかった?!

そういえば職場のおばさんたちの「うちの旦那がさぁ」なんていう愛あるグチを
微笑みながら聞いているだけの彼女。
愛され妻にしか見えない気品。

収入は低いけど、遺産や保険金がしっかりある?
なんてしょうもないことを考えちゃったけど、
例外規定のことを忘れてて(というか考えなかった)、
派遣バイトに誘ってしまったのでお詫び。
「こちらこそよくわからずにごめんなさい」とにっこり微笑んでくれる彼女。
「それにこんな暑くちゃ、ちょっと自信ないかも」なんて。

 

正社員で働きたくても、家庭の事情で誰もが働けるわけじゃない。
子供の小さいうちは行事やPTAの役員の仕事などもあって、
メインのパート以外にかけもちで別のバイトをするよりも、
あいたときに日雇い派遣のバイトをしたいということだってあると思う。
それに、正社員のOLさんでも500万以上のお給料もらっている人って少ないんじゃ?ちょっとお小遣い稼ぎもできない?

派遣労働者を守るための改正だったとわかってはいるけど、
もっと柔軟な規定とかないのかしら。