日々のあれこれーのんびりくらし

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終の棲家で花遊び❀

コロナ報道を見て思うこと

緊急事態宣言が5月末まで延長されましたね。
我が家は新聞はとっていないので、情報としてはTVが主です。
普通の主婦の私がコロナ関連についての報道からうける印象を書きます。

 

 

TVの情報番組の報道に意図があるように思います

 医療機関の方々の献身的で犠牲的な活動にはただただ頭が下がります。
せめて別の病気などで医療機関に負担をかけないようにしたいです。

パチンコ屋に行く人、河原でBBQをする若者などの映像を
医療機関が大変という映像の次に見ると、
外出自粛を守らない人に対する怒りがわきそうです。

緊急事態宣言により営業自粛などで経済的に困窮する人の報道。

芸能人やスポーツ選手などが元気の出る動画を発信してくれているという報道もよく見ます。

「この大変な時期をみんなで乗り越えよう」というメッセージがとても伝わります。

 

でもなんだか、「補給のないまま戦地に赴く兵隊さん」と「協力しない非国民」と「欲しがりません勝つまでは」で耐えている国民の図式に思えてしまいます。

 

医療従事者は大変なのに差別もあるとか聞くと、
医療従事者へのもっと公的な支援があってもいいと思います。

「危険を顧みず職場に復帰した医師・看護師」の報道もすごく違和感を感じます。

医療従事者のお子さんを安心して預かってくれるとか、マスクや防護服などの支援を医療機関が安心できるだけの量を確保するとか。

責任感や使命感に頼るようなそれではいつ燃え尽きてもおかしくない。

ものすごく診療報酬を高くしてもやってられない、って言ってもいいのに報道しない。

美化して耐え忍ぶことを強要しているように思えます。

 

非を認めないと正しい方向に進めない

それでいながら、政策についてはいまいちよく分からない。

昨晩の緊急事態宣言の延長の会見を全ては見ていないせいもありますが・・・

①緊急事態宣言の解除の条件もよく分からない。

②なにより、PCR検査がどうして今も増えないのか?
もっと多く受けられるようになるんじゃなかったの?

このことについて首相は「やる気がなかったわけではない」という反論でしたね。

「一日2万件可能にする」とかぶち上げちゃってすまない。となぜ言わないんだろう?

 

謝罪も延長したことについてですよね。

 

政府のマスク対策について思うこと

 

そう、マスク問題も2月には菅官房長官が「マスクを増産するから来月には品不足解消」と言ったのに、今も医療機関ですら足りない。

そのことについては全く触れずに「洗って何度でも使えるマスク」の配布に切り替わり、

配り始めたら不良品が多いとか業者の選定に疑惑が生じるような事態になってますね。

閣僚の人たちも安倍首相以外は布マスクしていない(誰かが並んで買ってくれるのね)。

他の首長のように洗える布マスクをつけてくれたら「マスクは布マスクでも大丈夫」という気持ちになるのに、「買えないから仕方ないから布マスク」というマイナスイメージをどうしても感じます。

我が家も、マスクを買えないから(並ぶほうにリスクを感じるから)布マスクです。

政府が布マスクを推奨するならせめて閣僚くらいは全員布マスクにしなさいよー。

そもそも、推奨してないのかな。それならなぜ布マスクを配る?

 

PCR検査を増やすことと、マスクの品不足の解消については、会見で言ったことが実現しなかったのだから、その原因を分析して、あわせて「見込みが甘かった、すみません。」でもいいから謝罪して、そのうえで「布マスクを配ることにした」と言えばいいのに。

安倍首相は謝罪せずに、新しい掛け声をかぶせて、過去の発言はうやむやというのがこれまでもよくありましたよね。

 

過去に「介護離職ゼロ」とか「すべての女性が輝く社会づくり」とか色々なキャッチコピーが出ても、その実現度をおおっぴらにせず(もしかしたら厚労省などのサイトには出ているのかもしれないけど)、次のスローガンで上書きしてうやむやになることが多く感じる。

これって私だけ?

 

情報はスッキリ明快に一度で全部出して、そのうえで非があるなら認めれば、不信感なんて生じないと思うのに。

戦前の図式に例えるなら情報をオープンにせず間違いを認めない大本営みたい。

 

報道機関も国民を分断するような「協力しない人」の報道や

「人出がどれだけ減ったか」の報道だけでなく、

「専門家会議」の提言とそれについてどれだけ政府が対応して実現させたかの報道もしないと。

「感染者数の減少が鈍いのは国民が協力しないから」と言っているようにも聞こえる。

だから、緊急事態宣言を延長したんだと。

 

PCR検査の数が増えなくて知らないままに市中感染が大都市では拡大しているせいもありますよ、と言ってくれたならまた違う印象を受けるのに。

 

台湾や韓国は今回うまく抑えましたよね?

あれは過去にSARSやMERSでの反省を活かしたと聞きます。

それならば、秋以降にくるかもしれない第二波に備えなくてはいけないのに、

非を認めないと結局同じことになりそうです。

 

本音と建て前

日本は中国のように個人を管理しないまま自由なまま病気に打ち勝とうとしています。

でも、現実はなかなか厳しい。罰則もなく補償も少ない「要請」で経済は大打撃。

 

スウェーデンは集団免疫作戦というのをとっているようですね。

でも、それだと犠牲も多く出そう。

 

中国のように都市封鎖をして行動を徹底的に管理するとか、
スウェーデンのようにある程度の犠牲がでてもいいから経済を止めないとか、

どちらにしても批判は免れない。

 

自由なままひたすら耐えしのぶという日本方式は出口がなかなか見えません。

本当に5月末で解除になるかしら。

 

 

「病気で亡くなる人もいるけど、経済を止めません」と覚悟を決めて言っても良かったのに。

「病床が足りなくなったらあきらめてください」と言う覚悟が必要。

 

「みんなを救う」というのは理想。

でも、できないときはできないって言おうって芸人さんも言っている。

「人命と経済、どちらかは守る」でもいいと思う。

自分の家族が治療を受けられず亡くなったら恨みそうだけど、

このままでは医療崩壊もおきて、経済的な自殺者も増えそうで、

どちらも守れない状態になりそうです。

 

新しい生活様式って?

師匠(夫さん)とコロナ終息後の社会はどうなるだろうと話しています。

私と師匠の職場はすぐにはテレワークにならないような業種なのですが、テレワーク可能な人は切り替わっていきますよね。

そうしたら、都心に大きな事務所はいらないし、住むところも選ばなくてすむ。

そうなったら都心の飲食店もたくさんは要らないし、交通機関の混雑も減るかも。

小池都知事が一時期言っていた「2階建て電車」なんていりませんよね(笑)

 

休業で乗り切っている人たちも、仕事そのものがなくなるかも。

 

キャベツで有名な嬬恋で技能実習生がコロナの入国制限で入国できないため、農家で人出不足になっているので、宿泊施設などで休業している人を紹介するという動きがあると見ました。

 

仕事が無くなった人たちに当座は失業手当などが必要ですが、お金を配るのではなく、自立する手段を考えないと。

人が足りない介護系の仕事の報酬をあげて魅力に感じるようにするとか。

 

ライブ配信や塾のオンライン講義なども増えそう。
直接聞けるという良さも減りそうですが・・・

 

そういうことを提示してほしいけど、TVを見ていたら「料理は横並びで大皿は避ける」なんてことを紹介していました。

えぇー?そういうことなの?

 

 

ワクチンができて克服できれば混乱も落ち着くのでしょうが。

 

色々と思っていても、「ステイホーム」は続けています。

長々と失礼いたしました。

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チューリップも咲きました