50代になっても「初めて」ってあるものなんですねぇ。
健診で初めて「要精密検査」となり、大腸内視鏡検査をすることになりました。
備忘録として残すので、お食事中の方はご遠慮くださいね。
あくまでも私の個人的な体感なのでご了承ください。
初診と予約
健診を受けたクリニックの提携病院を紹介してもらいました。
初診とその後検査で2日必要ということで(検査をその日に受けることはできないということ)まずは、初診に行きました。
風邪すらほとんどひかない私は総合病院は勝手が分からずウロウロ。
平日昼間は年寄りばかりでビックリ。
初診で、検査結果を見た先生は
「あぁー、これね。これまで内視鏡検査したことないなら一度やってもいいかもね」
くらいの軽いノリ。
こちらは「大腸がんだったらどうしよう?」くらいのビクビクだったのに、あっさり。
「もし、内視鏡検査でポリープがあったら取りますがいいですよね?
その時はその後一週間くらい運動とか旅行とかできないけど予定はどうですか?」
デスクワークなら問題ないそうです。
麻酔を使ったらその日は車の運転はできないし、仕事もできないという。
そして、ポリープを取ったときにまれに出血がひどかったりすると一泊することになるかも、というので金曜に検査の予約を入れました。
出産もしたことなくて、入院をしたことがないので、病院に泊まる(入院)ってひゃーっと思う。
看護士さんが、検査前の(下剤)の飲み方などを説明してくれました。
年齢的にいつ生理がきてもおかしくないので質問すると、
「生理でも検査はできるけど大変だから、もし来ちゃったと思ったら下剤は飲まないで日にちを変えましょう。すぐ連絡してくださいね」とのこと。
飲んじゃうとまた薬を取りに来ないといけないから、日にちの変更は下剤を飲む前にと言われる。
実は私は手術も30代のときにしたレーシックくらいしか経験がない。
あの時は前の夫が「どうしても外せない飲み会がある」と言って迎えに来てくれなくて、友達が来てくれたのでした。(レーシックは人によっては、術後すぐはよく見えなくて歩くのが危ないこともあると言われたので)
あんな男と別れて正解でしたーー♪
検査までの準備(前日)
もらったプリントには、検査前日は消化の良いものを食べるように、とある。
(できれば3日前くらいから)
そして、ポリープを取ったら3日くらいは柔らかい消化のよいものを食べるようにして、安静にするように、ともある。
お風呂も当日は禁止、後3日くらいはシャワーのみ。
運動は1週間くらいしない。
職場に金曜日に検査を受けるので休む旨を伝え、ポリープを取ったらしばらくスパイスも無理だろうなあと思い、今のうちと馴染みのインドカレー屋に行く。
前日はかけうどんにしました(プリントに具無しのうどん。ネギもダメ、とあったので)
そして、前日は夜9時以降は食事禁止。
液体の下剤をコップ一杯の水に希釈して4粒の薬を飲みました。
検査の日が決まってから、ビクビクしてあんまり眠れなかったのでむしろ前日のほうがグッスリ眠れました。
明け方、下剤の効果でトイレのために目が覚める。
当日の午前中が大変でした
検査当日は朝食・昼食ともに無し。
そして、2リットルの水に下剤を溶かして2時間で飲み切ってトイレで腸を空っぽにする必要があります。
写真があって、「こんな風に透明な感じになったら病院に来て」と言われる。
私は2時半からの検査の予約で「12時でこの程度だったら(まだまだな感じの写真)電話ください」なんて言われていました。
味は、甘くないスポーツ飲料という感じで全く美味しくないですが飲めなくはない。
ただ、これを15分おきくらいにコップ一杯ずつ、2時間で飲み切るというのですが、常温の水なのにだんだん体が冷えてきて寒くてたまらなくなる。
トイレにも何度も行くようになります。
私は中国でもインドでもお腹を壊したことがないくらいなので、トイレになんども行くというのは人生初めてかも・・・
病気でお腹を壊しているわけではないので痛いわけじゃないけどけっこうしんどい。
我が家のトイレは寒いのでよけいしんどい。
途中で、ニフプラスドリンクを温めたらどうだろうと思ってレンチン。
温かいほうが体は楽になって飲みやすいけどマズさが増す。
だんだん、トイレに行く感覚も空いてきて落ち着いてきました。
どうにかこうにかお昼頃には腸もからっぽになった感じです。
検査自体は15分くらい
病院に行って検査着に着かえます。
なんと検査用の下着は穴があいていて、穴が後ろに来るように履きます(笑)
血圧計ったらいつもより15くらい高くてびっくり。
「緊張してると高くなるんですよー」と看護師さん。
点滴を打ってもらい(なんの点滴だったんだろう?)、実は点滴も人生初だった。
(献血は趣味でもうおちょこも2個もらってるくらいなのに。10回目と30回目におちょこをくれた)
ドキドキしながら検査室へ。
先生は女性(ほっ)。助手の男性と女性の看護師さん。
「初めてなんですねー。うーん。若いし、まずは麻酔無しでやってみませんか」という。
私は、ポリープを取るときとか痛いと嫌なので予約のときに麻酔を入れてもらうことにしていた。
が、こちらの先生は「途中で麻酔を入れることも可能なので、痛くなったら入れましょう。麻酔を入れると1時間は病院で休んでいかないといけないし、明日くらいまで乗り物は自転車もダメなんですよ」という。
麻酔を入れると、乗り物の運転は当日と翌日は禁止と言われていました。
それなら、と麻酔無しでいくことに。
ベッドに横向きに寝て、カメラを入れる最初だけちょっと変な感じ(痛いとかではない)がしましたが、まあ大丈夫そう。
「曲がる所はちょっと押すので痛いかもしれないですが、どうですかー?」
「大丈夫です」
「じゃあ、このまま進めまーす」
先生が言うには、空気を入れながら進み、途中水が溜まっていたら機械で吸い出しながら進んで、奥までまずは進んで帰りにじっくり見ながらポリープや病変を探すとか。
「空気を入れながら進むので、お腹が張る感じがすると思いますが、おならしちゃって全然大丈夫でーす。
子供の頃、蛙に空気入れたりしませんでしたかー?苦しかったらその時の蛙の呪いでーす」
なんて言う。私が緊張してたので、わざとしゃべりかけてくれてるみたいです。
ありがたいですねぇ。
検査の結果は
奥まで到達したので、今度は仰向けになり、膝を立てて片方の足は膝にかけて画面を見ながら説明を聞く。
「うーん?ここにちょっとポリープがありますが、色もかたちも悪さをしないものなので、取るまでもないですね。このままおいておきますねー。
うん、きれいですね。大丈夫ですよ。
若い腸ですよ。」
「大丈夫ですか?じゃあ、どうして便潜血検査で陽性になったんでしょう?」
「うーん、そのとき『ぢ』だったか、不正出血があったか、それかう〇ちが固かったのかもしれないですね」
なんだかすごく恥ずかしい・・・
まだポリープから出血したといわれるほうが良かったような。
結果として、検査結果はシロで、
「この結果は2~3年有効なので、今年と来年は検便の検査は受けなくても平気ですよ。」とまで言われる。
そんなものなの?
写真で「取らないといけないポリープ」の見本と私の腸にあったポリープを見比べる。
大きく盛り上がっていたり、色も赤かったりしたら、取らないといけないのですが、私の腸にあるのは2ミリ以下で色も薄かったので大丈夫と言います。
そういえば、胃にもポリープがあると去年と今年の健診で書かれていますが、こちらは様子見と言うか放置です。
「ポリープも取ってないし、麻酔も打ってないから、このまますぐ帰って普通の生活して大丈夫」と言われる。
「お年寄りだと腸が固くてカメラが進んでいかなくて痛いから麻酔を打った方がいいこともあるけど、若いし初めてだから、画面を見せたかったから良かったわ」とも。
「若いなんて言われるの、久しぶりです」
「50代なんて病院ではまだはなたれ小僧よ、ふふふ」豪快だわー、先生。
「帰るときもおなら出ると思うけど、臭くないから安心しておならしてー。
ご飯もすぐ食べられるけど、お腹が張っているうちはやめたほうがいいかも。」
費用は、4930円でした。
初めて尽くしでしたが、結果はシロで、おまけに先生が色々明るく笑い飛ばしてくれたので、足取りも軽く帰ってきました。
師匠(夫さん)に「取らなきゃいけないようなポリープもなく、日常生活していいって言われたよー」とLine。
「お祝いに久しぶりに外食しよう♪」と言ったものの、師匠が残業で8時を過ぎたので、地元の飲食店はどこも閉まっていてスーパーで総菜を買って乾杯(私はジュースで)
その他の健診結果も
今回の結果は大丈夫でしたが、実はこれまで健診結果はAばかりだったのに、他のところは結構黄色信号でした。
太り気味と書かれるし、コレステロール値も高かった。
大腸がんは、運動不足と高脂質や、低繊維質な食事など欧米化した食事が原因とも書いてありました。
xiaorenretirementlife.hatenablog.com
2年前に書いた記事。
私はこの後平成が終わるまでに無事に4キロ以上痩せて、その後も成果を上げて、去年の名古屋ウィメンズマラソンに向けて最終的に40代以降で一番軽い体重になりました。
といっても、もとが太っているのでやせたけどやせている人になったわけではない。
30キロランニングとか余裕でできる体力はありましたが。
それが、名古屋ウィメンズマラソンがオンラインになり、その後コロナで出かけられなくなり、ランニング熱も冷めて怖いくらいにリバウンドしました。
今は実は人生最重量。
書いていて悲しい・・・
しかも、先日師匠と電車に乗っていて
「妊婦さんですか?どうぞ」と席を譲られそうになりました。
「ありがとうございます。でも、違うんです」と辞退したら、その親切な人に恐縮されて余計申し訳ない。
師匠は隣で笑いを必死にこらえている。
「妊婦に間違われるなんて、私のこと若いと思ったんだねー」と師匠に電車を降りてから言うと、
「なにそのポジティブシンキング、怖っ」とあきれられる。
いまさらですが今年の目標
なので、ここで誓います。
今度こそ、人生最後のダイエット。
やせた人になるなんて、遠すぎる目標は建てません。
「健康診断の数値をオールAにします」
胃にポリープというのは去年、今年とあるのでこれはとりあえず除外。
去年は心電図で「安静時 洞性徐脈」でCになっていたけど、それ以外はA。
その前の年は、体重もそこそこあったのに、オールA♪
そのためにやること。
「ランニング、お菓子を減らす、食事を腹八分目」
怪しい薬やダイエット食品に走るのではなく、王道で痩せられるのだけど、
それが長続きしません。
根がデブなのでつい「お菓子を食べながらマンガを読んで、唐揚げ大好きー」な生活に戻ってしまう。
正しい食生活を一生続けることができない。普通の人なら当たり前なのに。
でも、今回かなり怖い思いをしたので、今度こそ心を入れ替えます。
健康が一番コスパがいい、というのも事実。
せっかく新居を建てるのだから、健康で長生きしないと。
ケチな私にはこういう発想も大事。
それにしても40代のときは、離婚して再婚してストレスから解放されて、「人生ってすごく楽しい!」ってくらいに体力も気力もあったのに、50代ってこんなに大変なんですね。