日々のあれこれーのんびりくらし

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終の棲家で花遊び❀

表題登記を自分でやるー一条工務店・共有名義の我が家の場合 その①申請

面倒だけど、自分で申請したら費用が抑えられると知って建物の表題登記を自分で行いました。

ネット上では、懇切丁寧に必要書類と書き方を説明しているサイトがたくさんあります。なので、私が一から書いてもそれらにかなうわけはなく。

それらのサイトになかったことを自分のメモとして残しておきます。

 

 

表題登記申請書

2021年6月現在、「法務局申請書ダウンロード」のページに「表題登記」の書式はありません。

素人が行うと修正が多くて法務局が嫌がるからというネット上の噂もありますが・・・

なので、私はあるサイトからダウンロードしたExcel書式を利用させていただきました。別の書式の方もいましたが、私の申請した法務局では次の書式で受理されました。

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Excelの書式を埋め込みたかったのですが方法が分からず

おそらく、他のサイトではダウンロードできるはずなので、どうかそちらをお使いくださいませ。

我が家の場合

①構造は「木造・ソーラーパネルぶき(平仮名書きが良いみたいです)2階建て」

一条工務店で、屋根がソーラーパネルと一体型なのでこういった表記です。

 

②添付書類の中にハウスメーカーの「印鑑証明書」「記載事項証明書」があります。

この「記載事項証明書」の発行日が一か月以内のものであれば、申請書の「会社の法人番号」の記入は不要です。我が家の場合は、一条工務店がくれた証明書が一か月以上前に発行されたものだったので受付時に申請書に手書きしました。

 

③面積について、色々なサイトで懇切丁寧に説明がありますので、ここでは割愛。

④夫さんと私の共有なので、住所と名前と持ち分を記入し、それぞれ押印します。

新築の日について

図の中では「工事完了日にしました」と書いてあるように、一条工務店がくれた工事完了引渡証明書の工事完了日にしました。(私が参考にしたサイトではそのように書いてあったので)

しかし、新居の管轄の法務局では「検査済証の検査年月日」に訂正するように指示されました。

(後日訂正しました。)

 

平面図について

表題登記の一番の山が添付書類にある平面図だと思います。

我が家は夫さんがパワーポイントでコツコツ作りました。

袖壁は書かない

一条工務店のi-smartの家なら大抵つけると思う袖壁。こちらは平面図には書きませんでした。

申請者が二人のときは図面の申請者も二人の名前を書く。

これは受付時に言われました。(相談のときに言ってくれたら出す前に書き足したのに)

平面図には左下に図面の作成者の記名押印、右下に申請者の記名押印が必要です。

夫さんがダウンロードした平面図用の用紙には一人分のスペースしかなかったので、申請に行く私の名前だけ記名押印しましたが、考えたら申請書には二人の記名押印しているのでした。

(後日追記しました。)

工事完了 引渡証明書

これは、一条工務店が工事が終わったことを証明するものなのですが、一条工務店の実印など押してあります。(つまり、内容に訂正があっても、一条工務店の印でないと訂正できない)

多くのサイトで、印だけ押してあって何も記載されていないものが届いたとあるので、我が家は営業さんに「記入してから送ってください」と依頼しました。

面積や工事完了年月日など不安なところを記入してもらえたので良かったのですが、所在地が「〇町◆丁目」だけ。

それでよいのかと思って提出しましたが、地番を書くように指示されました。

「〇町◆丁目123番45」などのように「地番」です。「住所」ではありません。

(後日訂正しました)

 

原本還付

住民票・建築確認済証など別の申請にも使いたいものや、一条工務店の印鑑証明書等は

原本を返してもらいたいので「原本還付請求書」をつけました。

こちらも連名。

法務局のサイトには

登記申請書に添付する書面(添付情報)は,原本の添付が原則ですので,「住民票の写し」等についても,その証明書の原本を添付する必要があります(コピーは不可)。

ただし,申請人が原本を保管する必要があるもの又はそれを欲するものについては,その原本の還付(返還)を請求することができます。

この場合には,必要となる書類のコピーを作成し,そのコピーに「原本に相違ありません。」を記載の上,申請書に押印した人がそのコピーに署名(記名)押印(2枚以上になるときは,各用紙のつづり目ごとに契印(割印))したものを申請書に添付して,原本と一緒に提出してください。別途,原本の還付の請求書を作成する必要はありません。

なお,登記申請のためだけに作成したもの(登記申請用に作成した委任状,登記原因証明情報等)や印鑑証明書等は,原本の還付をすることはできませんので,申請書を提出する際には,登記所に確認してください。』

とありましたが、念のため。

『原本には「原本還付」という赤字の印を押すように』と先達の方々は仰っていましたが、私が提出した法務局では、「原本還付請求書」と原本の束に「原本還付」の付箋をつけていたので「わざわざ印を押さなくてもわかるからいいですよ」とのことでした。

これは、法務局によって違うのかもしれません。

 

申請受付相談

法務局には申請する前にざっくり書類を見てくれる相談窓口があります。(予約制)

受付の前に「相談時間は20分・相談窓口では審査をしない・書類を作らない(作るのは申請者本人)・登記完了の保証をしない」という旨の説明を受け(返してしまったのではっきり覚えていませんがこんな内容)、同意のサインをしました。

窓口で相談したのに申請が通らなかった人がごねたりしたのでしょうか。昨年末に建物滅失登記をしたときはこんな書類なかったから。

今回は、別格の難しさの表題登記ということもあり、

「おそらく修正に来てもらうことになると思います」と初めに言われました。

私が平日に休みが取れるので良かったけど、休みがとりにくい人は大変かも。

申請(相談含)1日、現地立会い1日、補正1日(我が家は立会いと補正を同じ日にしてもらいました)、完了証受取1日(どれも1時間とかかりません)

この後、所有権保存登記が待っています。

それでも、このがんばりで私のひと月の事務のパート代よりも高い登記費用が節約できると思うと頑張れます。

 

書類の順番と袋とじ

提出するときに、クリップでもいいという方と袋とじをしたという方がいて、一応両方の準備をして法務局の相談窓口で聞きました。

以下まとめます。数字は順番です。

<袋とじをせずクリップ止めにしたもの>

①表題登記申請書

②委任状(共有名義で申請に来たのが私なので、夫さんが私に委任した)

③平面図(B4)

これらは自分で作ったもので、原本そのまま提出するものですね。

 

<袋とじにしたもの>

①原本還付請求書

②案内図

③住民票(我が家は住居表示の修正があったので、住所不定通知書も添付した)

④引渡証明書

⑤完了検査済証

⑥建築確認済証・確認申請書

⑦HMの印鑑登録証明書

⑧HMの記載事項証明書(この発行日が一か月以上前のものだったので申請書に会社法人登記番号を記入することに)

⑨建築確認に使ったHMが作った図面一式(A3だったので折ります)

これらを揃えて、袋とじにしました。

紙を切ってもっていったので、窓口の方に糊を借りて綴じました。

袋とじの契印は共有名義でもどちらか一人の印でいいそうです。

表と裏の両面に契印を押しました。

本当はもっと美しく綴じたかったけど、窓口の人が腕時計を見たからパッと適当に綴じました。法務局に保存するものなのに・・・

 

<「原本還付」と付箋をつけたもの>

上記の袋とじの原本。後で返してもらいます。

①住民票

②引渡証明書

③完了検査済証

④建築確認済証・確認申請書

⑤HMの印鑑証明書

⑥HMの記載事項証明書

⑦図面一式

これは「原本還付」と付箋をつけてクリップでまとめただけです。

 

いざ申請へ

これらを相談窓口の人がまとめてくれて、受付用紙とともにクリアファイルに入れて〇番窓口へと案内されます。

我が家は同時に土地の「所有者住所変更」もあったので、まず1000円の印紙を買い「住所変更申請書」に貼付した後、クリアファイルを出し、受付番号を二つ出してもらう。

 

住所変更の際に添付した住民票に「〇月◎日転入。〇月◇日修正」と書かれていて、「これって何です?」と突っ込まれる。

一条工務店の営業のS氏が住居表示が変更になった「住所付定通知書」をシレっと後から送ってきたのでこんなことに・・・

説明しましたが、「うーん」と難しい顔。あれ?私のアパートの住所変更は特に何も言われなかったけど?

住民票の修正云々についてはこちら 

xiaorenretirementlife.hatenablog.com

 

申請窓口では、担当者の方が「現地の立会いと補正の必要があると思うのでその時は連絡します」と。

以前も感じましたが、法務局の不動産担当の人たちは割と人当たりが良いです。

外構業者には現場にくるときは事前に連絡くださいと言われていることと、また私も休みを取る必要があるので、立ち合いの日時が決まったら事前にご連絡くださいと伝えて申請窓口を後にしました。

申請窓口でもらった受付用紙には、二つの申請の番号と登記完了予定日が書いてあります。10日後になっていますが、立ち合いや書類の不備などでまた変わると思うとのことでした。

受付用紙の下半分は委任状になっていて、「登記識別情報通知書」「登記完了証」「原本還付書類」の受取の委任状として使えるようになっていました。

これも夫さんが私に委任することになります。(申請書と同じ印の押印必要)

 

補正については、上記赤字の部分の3ヶ所だけでした。

(申請書の新築の日・平面図の申請人を連名に・工事完了引渡証明書の所在地の地番)

 

立会いについてはまた別の記事にします。

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やっぱり最後は花の写真で