昨年10月に建物付きの土地を買い、家を解体し、今年の1月から着工して5月に新居が完成しました。
(土地を見つけて仮契約したのは6月ですが、元の所有者さんの荷物の整理などで実際に土地の引き渡しを受けたのは10月でした)
一条工務店でi-smartで家を建てることになり、賃貸マンション暮らしから早く素敵な家に引っ越したいと思いこのスケジュールにしたのですが、今となってはもう少し考えれば節税ができたのかも・・・とも思ったりします。
自分の整理と、これから家を建てる方の参考になればと思います。
住まい給付金がもらえない
夫婦で持ち分1/2ずつで共有します。
費用も夫婦で折半です(若干多くなった分は夫さん)
我が家は、私がアパート経営をしているので収入要件で対象外です。
夫さんは、一昨年(令和元年)早期退職勧奨にあい退職金の上乗せをもらって退職しました。
令和3年5月に引き渡しの場合、住まい給付金の申請には、令和2年度の課税証明書が必要です。そうなると令和元年の年収の証明となるため夫さんも住まい給付金の対象外なのです。
ちなみにジャス還の夫さんと50代の私は、ローンを組まず現金で支払いました。
収入要件以外(現金で支払う場合の年齢などの要件)は満たしているので、あと2か月遅らせれば、令和3年度の課税証明書を添付するので、夫さんの収入要件はみたせるのでした。
退職金で家を買う人は収入要件が抵触して住まい給付金がもらえないこともあるので注意です。
住宅ローン控除を利用しないのは正解だったのか?
貯金があったとしても、今は低金利なのでローンを利用するという方法もありますよね。
10年間はローン控除を利用して、10年後に一気に残債を片付けてもよかったのです。
が、ローンの審査や手続きなどが面倒なのと、低金利とはいえ利子を払うのもなんだかもったいないような気がしたのです。
せっかく、アパートのローンが終わってハレバレとしたのに、これからまたローンを背負うのが嫌でした。(これが一番の理由)
夫さんの場合は再就職したとはいえ、年齢的にローンは難しいかなと。
私も50代だけど、事業資金を貸してくれた信金さんなら完済して信用があるからまた貸してくれたかも・・・
扶養家族がいない私は税金が高いといつも文句を言っているのに、面倒くさがって節税をしなかったことは今になってちょっと後悔。
支払う利子・ローンの手数料と、控除額を計算してからにすれば良かったと思います。
資産家の人は借金をしてでも、投資をしてお金を増やしたりするというのに、私の場合は「借金は早く返さないと」という昔の常識に縛られています。
土地の固定資産税が高すぎる
昨年の10月に土地の引き渡しを受け、すぐに解体工事を始めました。そして、年内に建物の滅失登記をしました。
今思うとこれが一番の失敗だったかも・・・です。
1月1日に更地だった場合、
土地の固定資産税は、固定資産評価額×1.4%です。
これがもし、建物が建っている場合の土地なら、
我が家の土地は198㎡なので、200㎡以下の小規模住宅用地に該当し軽減され1/6になります。
土地の固定資産税は、固定資産評価額×1.4%×1/6
(この場合、建物の固定資産税も発生しますが・・・)
今年の5月に我が家に届いた新居の土地の固定資産税が、都内の私のアパートの固定資産税と比べて年額で2万しか安くなくて、思わず間違いではないかと電話をかけてしまいましたよ。
家を建てたら軽減されると思っていましたが、今年度は1月1日時点で更地だったので、年度の途中で家を建ててもダメなのですね。
取得税と勘違いしていました。
この1/6の威力ってすごいのですね。
1月1日以降に解体を終えて、工事を遅らせたなら今年の固定資産税はほぼ1/6だったと思います。(前の家は築40年でおそらく評価額が低いと思うので)
ただし、これはあくまでも他人の土地を買って家を建てる場合の話。
自分の土地で家を建て直す場合、1月1日時点で更地でも住宅用地とみなされて軽減を受けられます。
太陽光システムの補助金もダメでした・・・
新居の自治体には太陽光パネルや蓄電池を導入した場合の補助金がありました。(上限10万円)
でも調べてみたら、令和2年度の4月以降に着工したもので2年度のうちに引き渡しを受けたものとなっていました。我が家は今年の1月に着工し、引き渡しは5月だったので当然無理。
そうは言っても早く住みたい
とはいうものの、今の賃貸マンションから早く新居に引っ越したいので今更なんですけどね。
昨年の5月、コロナ禍の中で家について夫婦で考え始めました。
当初は、ずっと賃貸で年を取ったら施設に入るのも良しと思っていました。
が、途中から「土地を買って家を建てる」ということも選択肢に入ってきました。
xiaorenretirementlife.hatenablog.com
結局、私たちは駅から徒歩圏で近くにスーパーがいくつかあって、少し行けばショッピングモールやデパートもあるような、古くからの分譲地に出会いました。
そして、一条工務店で家を建てました。
私たちが契約した令和2年6月は、超耐震の建て替え補償の期間でもあり、グランセゾンの住設(床材のモクリア、グレイスシリーズの洗面台とシューズボックス)を追加料金なしで採用することができました。
税金の面でもう少し考えればよかったかなと思いますが、夫婦二人の大満足の家が建てられたので良しとしましょう。
住みたい時がその時期だったんです。(言い聞かせている)
実際の住み心地はさてどうでしょう。