大好きな夫さんが逝ってしまって早二か月。
だんだんと眠れて食べられるようになりリバウンド気味。せっかくやせたのに、戻るのって簡単。
友人に感謝
子どもがいたり、仕事をしていればとにかくやるしかないのかもしれないけど、私には子どももいないし、アパート経営で家賃が入ってくるから勤労はしていない。
なので、家で一日中泣いていました。
13年前に離婚して一人暮らしをした時とは大違い。あの時は解放感でウキウキしてましたから。
見かねた友人がマンガ(「ガラスの仮面」と「キャンディキャンデイ」)を貸してくれて、夢中になって読みました。
どちらも昭和の名作マンガ(「ガラスの仮面」はまだ終わっていないけど)で、友人と「私はステア派だった!」「私はアンソニー」などと話していて、『私ってちゃんと笑えるんだなあ』となんだか不思議な感じがしました。
お薦めの本を紹介してもらったり。(暇なので図書館で借りて読む)
湘南に住む友人の家に泊りに行って話しこんだりもして・・・
外泊なんていつぶり?
一応、某アニメで有名な踏切にも行きました。友人宅に泊まる前に、久しぶりにネカフェに入会して「スラムダンク」を一気読みしました。
初めて読んだけど、このマンガが人気がある理由が分かる気がします。私は小暮くん、赤木、三井の三年生トリオの友情がいいなあと思いましたよ。(私はメガネ男子好き)
本当に色々と付き合ってくれる友人たちに感謝です。
毎日会っているわけではないですけどね。一人じゃないと思えることが嬉しい。
楽しんでいいんだよと言われても
「楽しいことをしよう」
「楽しんでいいんだよ」
友人たちは言うけど、最初のうちはそんな元気もなく、
次には夫さんに悪いという気がしていました。
本当は夫さんも楽しいことしたかっただろうなあとか、夫さんと一緒にしたかったのになあとか、今でも書いているうちに泣きそうになる。
でも、毎晩夫さんの写真に向かってお線香が一本終わるまでだらだらと喋っているのだけど、楽しいことを話せるほうがいいのかなと思えるようになってきました。
初めのうちは「悪く言ってごめんね」と断りつつ、イナゴ兄弟(息子さんたち)の悪口を言ったりしてたから。
返事はないけど、ドラマの話とか旅行の計画とか写真に向かって話してる。
「どう思う?」と聞いても返事はないですけどね。
私が楽しんでいたとしても、それを咎める夫さんでない。
遺骨ペンダントというのを作って身に着けてるから、一緒に遊びに行っているようなものだし。
私がアクセサリーをつけていたので友人に驚かれたけど、まさか私もそんなものを買うようになるとは自分でも驚き。
「メタモルフォーゼの縁側」のマンガに泣く
これもネカフェで一気読み。
夫を亡くしたおばあちゃんが本屋でたまたま手に取ったBLのマンガ。その本屋でバイトしている内気な女子高生もそのマンガが好きで、これが縁で二人は友人となり、一緒にサイン会に並んだりコミケに出かけたりするのです。マンガの内容について二人で語ったりして楽しそう。
おばあちゃんがコミケの会場の熱気の中で亡き夫さんを思い出しながら『楽しいわ』と思うシーンにネカフェで泣いてしまいました。(マンガは泣くようなシーンではないですよ。)
おばあちゃんはマンガだけでなく新しい世界を知って、女子高生も読むだけでなくてマンガを描いて売る側の人になったり、なんだかとってもいい話でした。
この年で新しく友人ができるかどうかはかなり難しいところですが、好きなものが同じ人と語り合うって楽しそう。
楽しいことをしよう
まずは日常生活をしっかりしようと、暑さで手を抜きがちだった庭の草取りもして、ビオラなど秋撒きの種の準備。
小松菜とブロッコリーも育てないと。
身体が硬いからホットヨガも始めました。
硬すぎてちゃんとポーズを取れないけど、呼吸に気を付けるようにしてたら夜に眠れるようになりました。
でも、ホットヨガって痩せないです。大汗かくけど私の通っているところはほとんど座位か寝たままのポーズばかり。ヨガというよりストレッチ?
帰ってきてからアイス食べてるからかな。
好きだったKPOPのバンドのファンクラブに再入会して、ライブのチケット申し込んだら簡単に買えました(昔は抽選だったのに・・・軍隊から帰ってきたおじさんだからもう人気ないのかしら)。でもいいの。応援します。
妹が強く勧めてくれた「青春スター」というオーディション番組も見たし、「キングダム」というボーイズグループの競演も見ました。(SF9というグループの9人の顔と名前の区別がつくくらいハマった)
一生懸命見ていて、照れ隠しに独り言で夫さんに話しかけてしまう。
「呆れてる?」「大目に見てね~」
ネカフェにも通って気になっていた最近のマンガも読みました。
「チ。地球の運動について」とか。
コロナ禍だけど、旅行の予約もちゃくちゃくと。
これからの人生を楽しんで、ちゃんと生きなきゃなあとやっと思えるようになりました。