日々のあれこれーのんびりくらし

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終の棲家で花遊び❀

家とかお墓とか

たまに話題に上る「お墓問題」よそのお家はどうなんでしょう。
 
先日大阪に行き、お義父さんと和やかに談笑。
お風呂に入って出てきたら、師匠(夫さん)とお義父さんの雰囲気が嫌な感じに。
 
というのも、お義父さんは年の離れた末っ子で本家のお墓に入れないため故郷の奈良に墓地を買っています。
 
 
(関西弁に変換して読んでください)
お義父さんは、「俺が死んだら子孫代々墓を守ってくれ。家の名前を消さないでくれ」という。
師匠はそれを言われると「俺まではお父さんの墓を守ってあげられると思うけど、孫やその子供まで必ず守るとは言えないよ」
「なんで言えない」
「遠くに住んでて負担だろう」
さらに「俺だって、年をとったら毎年墓参りにこれるか自信ないぞ」と言うと、
「気持ちがあればできる!」と断言しているけれど、そのお義父さん自身が高齢を理由にもう何年も親のお墓参りをしていない。(本家の方たちが守ってくれている)
「墓とか家を守るとか、本家は土地持ちで(農家だから)土地も墓も一緒に継いだから守るものもあるけど、
今は子供は自分で選んだ職業について立派に家族を養っているんだから、親や先祖については感謝してくれたらそれでいい。墓を守れとかしばるようなことは言いたくない」
「縛るとはなんだ、土地をくれなければ墓は守らないというのか」
「そういうことじゃなくて」
 
ひゃー。このままだとケンカだよー。
とりあえず師匠にはお風呂にいってもらい、お義父さんとテキトーに話す。
「私の家は娘三人だからか、父は『家を守れ』とか言わないし、お墓も持ってないですよ」
というと、
「お父さんは心配じゃないのか?」と言う。
「死んだ後のことより、今に興味があるんじゃないですか。まだ先だと思ってるんですよ(笑)」とごまかす。
お義父さんより一回り若いせいもあるけど、実際、お墓のこととか言わないなー。
いつか希望を聞いてみよう。墓を守れとかいうかな(笑)
なんとなく言わなそうなんですよ、父の性格からすると。
 
 
後で、
「お義父さんは安心したくて自分でお墓を用意したんだから、『わかったわかった。子供にも言っておくよ』って言っておけばいいじゃない。やろうと思ってるんだし、孫の代で結果的にできなくなるかもしれないけど、今から負担とか迷惑とか言っちゃかわいそう」と師匠に言うと、
「嘘つくことになるし、負担というのは本当だから」と譲らない。
とりあえずの安心のためにって、私って、偽善者なのかな?
 
 
お義父さんに「私はお墓はいらないと思ってるんです」と言うと不思議がられてました。
師匠(夫さん)には子供がいるけど、私にはいない。
年上の夫さんが多分先に死ぬだろうから(こういう例えをするといつも怒るけど)、
希望を聞いて用意してあげて、私が生きているうちはお参りしたり、お子さんたちもお参りするでしょう。
でも、私が死んだらそこに入るつもりはない。
お子さんたちと私は関係がないし、私の甥や姪にもきっと負担になるだろうし。
 
 
私の希望はどこかに散骨してほしい。
一番の希望は心のふるさとシルクロード! 吐魯蕃か亀茲あたりの砂漠のはしっこに撒いても多分ばれないでしょう(笑)
毎年黄砂に乗って帰ってくるから、甥や姪たちが「まーた、おばちゃんがすごい勢いで帰ってきてるよ」とか笑ってくれればそれでいいかなー。忘れられてしまったらそれでおしまいでいいや。
甥や姪に中国へ飛べるくらいの旅費は残しておこう。
 
 
公共の迷惑にならないような方法があと何十年かのちにできているでしょう。
多分しばらくしぶとく生きてるつもりなので、その間にお墓や家に対する考え方がどう変わるのか様子をみたいと思います。
 
 
奈良のお墓参りは去年はしたけど、今年は観光を優先してしまったので師匠も私もしてない。
夫さんのご先祖さまのお墓参りをせず、古墳巡りなんてばちがあたるのではと書いていて気付く。
次回、関西に行くときにはまず奈良からですね。