日々のあれこれーのんびりくらし

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終の棲家で花遊び❀

好きなことならストレスはない?

師匠(夫さん)が不在というので、珍しく土曜日に倉庫バイトを入れてみました。
しかし、よく行く通販サイトの倉庫が物量が少ないからと別の現場を薦められる。
「それならお休みでもいいですが・・・」といったのに派遣会社の方からどうしてもと頼まれ初めての現場に行ってみることに。
 
作業自体は、セールで戻ってきた衣類の値札を切って(定価に戻し)畳みなおして透明な袋に入れるというもので、動きも少なく疲れず、意外とこういうコツコツしたことも好きなんだなーと思ったりして。
 
 
ただ、監督役のベテランパートの女性が不機嫌さ全開で、一言も発することも許されないような威圧感がありました。(分からない時は質問したけど、それでも不機嫌な顔で「そうじゃなくて!」と語尾に!をつけられるような話し方をされるとちょっと驚く)
 
一緒に入った同じ派遣バイトのメンバーで「あの人すごかったよねー」などと愚痴りまくり。
妙な連帯感が生まれました。
そして、なんと最寄り駅が一緒だったことが分かると「LINE交換しましょう♪」という流れに。
「今度地元飲みしましょうよ」などと盛り上がり。
 
え?
「今日は大変でしたよねー」でお別れするのではなく?
私以外の男女は若いから?私がおばさんだから不思議に思うの?
今後も会うかどうか分からない人と連絡先を交換することに驚くのは私だけ?
 
 
一緒に入った男性は、私と同じく通販倉庫がキャンセルになってこっちに回されたこともわかり、
「あの倉庫よく行くんですか?」「去年は年末時給が高かったので今年も期待しています」「いつか会うかもしれないですねー」「その時はよろしくお願いしますー」なんてやりとりも。どこまでが社交辞令ーーー?
 
 
女性の方は、本業は会社員で、たまに派遣バイトをし、さらに旅行の副業をやっているとも言っていた。
なんて活動的。
「私も旅行が好き」と話すと、旅行の副業について説明をしてくれたけど、
有料の会員登録をすると、その会員特典として安く旅行ができたり、友人を紹介するとマージンが入るというようなシステムでした。
旅行好きな友人がたくさんいるなら副業として成立するかもしれないけど、
私の場合はちょっと難しいなあと。
 
 
でも、彼女の言葉が印象的でした。
「こういった『労働』だと嫌な人に合わせて嫌な思いもするけど、好きなことを仕事にしていたらストレスなくて本当にいいですよ。本気で働けば本業よりも稼げるし」
 
 
「好きなことを仕事にする」というのはよく聞く言葉。
好きなことを仕事にしたらストレスがないって本当かな。
「好きなことをしているから疲れも感じませんでした」とかいう成功者の話を見たこともあるような・・・
 
 
私の場合、本業の大家さん業は空室出た時のダメージはかなり大きいけど、今年はたまたま空き室もなく、大きな苦情も出ず事件も起きず平和です。(しかし、大変というほどでもないけど、楽ということは全くない)
「仕事はお金を得るための手段」なので、ストレスがあっても仕方ないかな。
事務のパートは職場の雰囲気がよいし休みも融通利くので時給が安いほかは問題無し。
倉庫バイトも嫌な人に遭っても「その日だけ」と割り切れる。
 
 
師匠(夫さん)は、仕事のストレスが大変だとよく愚痴を言う。
「それならやめちゃえばいいじゃん。もうお子さんたちも独立して、それなりに貯金もあるんでしょ?」と言っても、
「でも、余裕がなくなったら石(鉱物)が買えなくなるよね」と。
欲しい物が高価な場合はもう少し働くしかないのかな(笑)
 
 
好きなことをしている時間というか、好きなことをできる余裕があるから、多少のストレスが気にならないのかも。
旅行するためと思えば節約もするし、バイトも増やせる。ちょっと頑張ってる気にもなって、ご褒美がより楽しくなる。ビジネスクラスで世界一周とか夢見てないのでちょっとの頑張りで好きなことができるから。
 
 
旅行が好きとはいえ、それを職業にしたら、それに付帯する事柄から発生したストレスの発散場所がなくなりそう。
そのストレスの度合いにもよるけれど、仕事と好きなことは別な方がいいのではないかと思ったり、
好きなことをする余裕のない人にとっては私の考えは傲慢なのではと思ったり、
大量の服をたたみながら考えていたのでした。