先日、塾長先生に「OGに歴史好きの子がいて、しゃおれん先生の話をしたら紹介してというので会ってみます?」と言われたので紹介してもらいました。
史学科の女子大生なんて、自分のようにもっさりしていると思ったら、普通にかわいくてびっくり!慌ててしまった。
その子の大学はほとんどが日本史と西洋史専攻で、東洋史は「7人しかいないんです!そのうち、3人はKPOP好きで韓国史で、中国史は4人しかいないんです」という。
私の頃は、韓国史を専攻する人はほぼいなかった(日本史との関連で朝鮮半島の歴史に触れることはあっても)。
中国史ゼミは多かったけどなー。時代ですねー。
「高校時代も話が合う子がいなかったけど、今も仲のよい子は西洋史好きで、話が合わない」と言う。
私が韓流にはまる前は中国を何度も訪れ、「三国志」「シルクロード」が好きで放浪したことまで話すと興味津々。
彼女が中国に興味を持ったきっかけは「KINGDOM」といい、横山「三国志」も読んでいる。
マンガから入るってあるあるですよねー。
私は「KINGDOM」のほうは、映画しかみていないが、ちょっとキャラが独特すぎてイマイチ。
秦の史実なら余裕でついていけます。
大学に歴史サークルはないらしく、他の大学との合同サークルなら、同じ趣味の人に出会えるのでは?と聞いたら、
調べてみたら、いくつかあるものの、たいてい圧倒的に男子が多く、男尊女卑が強いというネットの口コミを見て、入るのをやめたと。
今時男尊女卑?とも思うが、歴ヲタにはうんちく語りたい変な奴が多いから、マウント取られたり、論破されたりして嫌な思いをした女子が書いたのかもしれないとも思った(悪い評判のほうが、書くエネルギーが強いから多くなりがち)
大学時代、居酒屋で「もし自分が三国志時代の君主なら、誰を五虎将にして、どこから旗揚げするか」とか「もし上杉謙信が越後でなくもっと京に近い近江にいたらどうなった?」とかいうどうでもいい話を延々としていたが、男女比同じくらいだったから成立した?それとも女子と思われていなかったから男尊女卑もなかったのか?
連絡先も交換し、「行きたい博物館があったらつきあってください」とか「おすすめの本を教えてください」などと話はもりあがりました。
が、多分私は親の世代。
社交辞令だろうなあと思ったら、後日お薦めマンガを貸してくれました。
最近のマンガってスプラッターと思いながら読んでいたら意外と面白かったです。
歴史上の人物の才能を手に入れた者同士が戦う話ですが、有名な人物ってだけで必ずしも偉人ってわけでもなく、殺人鬼として有名な人もいたりして。
正義を縹渺するグループが罪人グループと戦う序盤を借りました。
宮本武蔵や、不死身の分隊長船坂弘や項羽、人間コンピューターノイマン、アインシュタインとか色々出てきます。
偉人の持つ「才能」も、マンガにあうような解釈になっていますが・・・
感想をLINEして、ついでに「日本史でこのマンガに登場できそうな人は他にもいるかと考えたら、イマイチ弱い気がします。これから出てくる人が気になります」と書いたら、「そんな感想もらったの初めてです。嬉しいです」と返ってきました。
ただし、「私、LINEの返信すごく遅いです。ひどいと3日くらいかかります」と言っていただけあって、本当に3日後くらいでした。
何か粗相があったんじゃと心配してしまった。
「はにわ展行きませんか?」と誘われたので、先日行ったけど月末にもう一度行くことに(もう一度行きたいとも思っていたから)。
「一緒に行きたいです」は社交辞令じゃなかった、と安心はしたが楽しいのかな。
私がおばさんなので、パパ活に間違えられることはないけど、
子どもがいないので、若い女性と話すことも少ないので緊張します。
友人に歴史好きは少ないので私は楽しい。
だが彼女を友人と思っていいものか。
カルチャーセンターの歴史講座の仲間は同世代なので気楽なのですが。
「メタモルフォーゼの縁側」というマンガ(BL好きの女子高生とおばあちゃんが仲良くなる話)をちらりと思い出します。
現実世界で、年の差ありの友情って成立するのかしら。