緊急事態宣言が発令されましたが、あまり人出に影響がなく心配です。
かくいう我が家も先日地鎮祭のために新居建設予定地(都外)に出かけました。
なかなかいい経験でした。
でも、これからはステイホームを心がけます。
地鎮祭って?
地鎮祭とは、ウィキによると「地鎮祭とは、土木工事や建築などで工事を始める前に行う、その土地の守護神(鎮守神)を祀り、土地を利用させてもらうことの許しを得る」ものです。
その日は赤口だったので六曜では凶日ですが(正午前後はギリ良いらしい)、建築吉日カレンダーでは「さだん」の日で「建築、移転、開店、新規事の開始など、すべて吉。」の日でした。
建築吉日カレンダー、いい制度ですね(笑)
準備するもの
我が家は一条工務店で建てるので、営業さんに準備するものを聞いたところ、のし袋に3万を包むだけで、他の準備は全部一条工務店で行うので何も要らないとのこと。
終わってから直会といって工事担当者と一杯っていうのもよくある話ですが、神主さんも会社の人も車で来るし、今はこんなご時世で自粛すべきなので、そういった準備も不要、と言われました。
一条の営業さんと工事方の人だけなのでご祝儀も持参しませんでした。
ちなみに、のし袋は蝶結びのものです。
初めは知らずに百均であわじ結びのものを買ってしまい、こちらは結婚式など一度しかない慶事に使うもので地鎮祭には不向きと知って買いなおしました。
地鎮祭式次第
当日現地に行ったら、すでに祭壇もできていて、神主さんも一条工務店の営業さん、工事方のみなさんが待っていました。
「晴れて風もなくて良い日ですね」と笑顔の神主さん。
1.修祓(しゅばつ)
神主さんが参列者とお供え物を御払いしてくれます。
2.降神の儀
地域の神様とこの土地の神様をお迎えします。神主さんが最後に「おぉー」と言った時に、神様が降臨してくるそうです。
3.献餞(けんせん)
神様にお供えするためにお神酒の蓋をとります。
4.祝詞奏上
土地の神様に、私たちが家を建てることを申し上げ、工事の安全などを祈念します。
「かしこみかしこみ」という祝詞の言葉が好き。
祝詞を聞いて気が引き締まります。私たちは結婚式をあげていないので、人生の節目の結婚式のようだと師匠(夫さん)が言う。
5.四方祓いの儀
建物の四方にお神酒、米、塩、白紙などを撒いて清めます。
このあたりはただ見守るのみ。(施主が神主さんについてまわることもあるそうですが、我が家は小さいのでこの位置でも十分でしょう)
6.地鎮の儀
設計者が鎌で草を刈る刈り初め、施主が盛砂に鍬入れる穿ち初め、神主さんが鎮め物を入れ、工事方が鋤で土をならす土均しを行います。
「えい、えい、えい」と大きく声を出しながら3回と言われるも、ぼそぼそっとした声になってしまいました。
この「えい」は「永遠」のえいだと神主さん。
7.玉ぐし拝礼
玉ぐしを捧げ工事の安全を祈願します。
右下の黄色い〇のなか。盛砂の中に小さな箱が入っています。
これが鎮めもので、鏡、玉、人形、盾、矛、小刀、長刀が入っていて、基礎工事の時に家の真ん中に埋めてもらうのだそうです。
初めて知りましたー!
中を見たかったです。
8.徹餞
神主さんがお神酒のふたをしめます。
9.昇神の儀
神様が元の位置にお戻りになられます。
10.直会
地域によっては、施主が工事関係者をもてなして談笑ということもあるようです。
が、最近は施主のあいさつと杯で乾杯程度が一般的だそうです。
我が家の場合は、施主の挨拶もなく、お酒の飲めない私と車で来ている一条の人たちは杯をなめるフリで、建物の四方にお神酒を撒いてきました。
お供えした果物や野菜はお下がりとして貰いました。けっこう重い。ありがたい重さです。(かつお節などはもらえなかった・・・)
これで、地鎮祭は終わり。30分もかかっていないような・・・
その後、工事方の人と建物の位置の確認(縄でしめしてありました)をしました。
小さい家なので、縄だけだとより小さく感じました。
今月末には、基礎工事が始まるようです。
外構工事も師匠とかなりやりあってイライラしましたが、やっと決着しそうです。
あとは、無事に工事がすすむのを見守るのみ。
一段落した感じでしみじみ嬉しいです。