「終の棲家はマンションか家か?購入か賃貸か?」という正解のない問題にまじめに取り組むことになった我が家です。
お互い思うところを話しあい総意をまとめました。
話し合いって大事
というのも、今の住まい(賃貸マンション)は駅近・線路沿いで便利なのですが、
ここを決めたときのことを反省しているから。
内覧のときに「電車の音がけっこうするねー」などと言っていましたが、
師匠が音を気にしつつも間取りや日当たり、内装などかなり気に入ったらしいのを見て、
私は「まぁ音は慣れるからねー。」と言ってここへの引越を後押ししました。
暮らし始めて冬の間は窓を開けないのでそれほどでもなかったのですが、
やっぱり窓を開けるとテレビの音が聞きづらいくらいの電車の音がします。
自粛期間中は「今日も通勤電車が空いてるわ♪」とベランダから観察していました。
そんな中師匠に言われたのは「ここはかなり音がうるさい。しゃおれんは『音は慣れる』って言ったから我慢してきたけど、これは無理だよ」と。
私はそれほどでもないけど、確かに音は人それぞれですから。
気になるのは「しゃおれんが言ったから」というところ。
えーーー、それ今言う?!あんなに気に入ってたのに反対したらやめた?
ここで、話し合いが大事だと思った次第です。
話し合いの結論は「家を買う」です。
夫の言い分
①資金に余裕があり、ハイパーインフレをおそれるので預金で持っているより、住まいを確保したい。
昨年退職勧奨で上乗せ退職金ももらえた師匠は老後資金に余裕があります。
今は再就職していて、そこは一年ごとの更新で退職金はありませんが、専門職なので普通のサラリーマンの再雇用よりは恵まれていると思います。
来年60歳になるわが師匠。
老後は環境の良い街で好みの家で心穏やかに楽しく暮らしたいそうです。
②足立区はいい下町だけど、災害などに弱いので購入するなら安全そうな郊外がいい。
こればっかりは、よそなら絶対安全かというと言い切れませんが、被害ができるだけ少ないならそのほうがいいかもしれません。
妻の言い分
実は私はあまり住まいにこだわりがない。
そりゃあ静かで日当たりも風通しもよくてかつ便利なら素晴らしいけど、そうでなくてもそれなりに満足してしまう。
庭があったらいいけど、なくてもベランダで楽しむのでそれでいい。
それよりも「素敵なお家を買ったために旅行ができなくなるほうが嫌!」
名義を半々にするので、半分出すように言われているので、資金に余裕がある師匠はいいけど、やっと事業資金の返済が終わった私はまたもローンが始まるのかと思うと正直気が重い。
まあ住宅ローンの金利は安いし、家賃収入があるからそれほど怖がらなくてもいいのですが・・・
前は中古マンションを買うと言っていて、建て替え問題が起きたときのことを考えて反対していましたが、家なら自分だけでなんとかなりそうだし・・・というか何とかせざるを得ない。
師匠の買いたい理由は正論で、それよりも強い反対意見がわかないので「家を買う」ことに同意しました。
議事録を作る
話し合い中もメモをとりつつ、あとでノートに書いておきました。
「家づくり」ノートを作ったので。
今後、土地探しや物件探しをする途中の備忘録を作ったほうがいいのと、途中で目的を見失って暴走しそうになったときに、
「なぜ家を買うことにしたのか」を再確認できたほうがいいと思ったので。
私はここに引っ越した時のことがトラウマになっているので
「師匠が気に入ったところに同意する」と書いておきました。
「住んでから不満を聞かされるくらいなら、私はどこでもいいから」と。
「お金も私が出せる範囲であれば多少の予算オーバーはかまわない。
ただ、ちょっと背伸びして注文住宅にするのかちょうどいい建売かくらいは選ぶときに声をかけて」と。
私はそんなにこだわりがないし、「二人が穏やかに暮らせるならどこでも幸せ」と言ったら「それも書いておいて」と。「しゃおれんは師匠と一緒ならどこでも幸せ」と書きました。(笑)
師匠は今調べている街も地層やハザードマップから調べる念のいれようなので、土地については私が口出しする隙間もない。
カウンターキッチンがいいとか、パントリーが欲しいくらいの希望はあるけど。
さらに追記
メモ書きしたものをノートにまとめて師匠に読んでもらってお互いの理解に齟齬がないことを確認した時に、
「これを読むと俺ばかりが意見を言って、しゃおれんは自分の意見を全く主張していないみたいに見えるけど、そもそも住みたい場所はしゃおれんの意見をもとに探したってことを忘れてないよね?」と言い出す。
それを言われたらそうです。
私の物件や実家に近い郊外から候補地を探す予定です。
所沢や八王子は選ばない。
「ほらー、しゃおれんの意見だって入ってるだろう?」と言われましたが、
逆に理由もなく妻の物件や実家から遠いところを選ぶのは愛が無いですよね。
結局、候補地はしゃおれんの事情を考慮したとも追記しました。
これから、土地+家作り(もしかしたら建売にするかもですが)という長い戦い(戦いなのかな?)が始まります。
途中で夫婦ケンカなどしないで好みの住まいで楽しい老後が迎えられることを祈ります。
私のブログはあくまでも私の日々の記録などで、家づくりの参考になる情報は提供できません。ご了承下さいませ。