昨日までANAのキャンペーンで片道7000円でチケット取れたので福岡往復で佐賀旅行をしてました。
(旅行中もずっと入居者さんから「お湯が出ません」と電話が来ないか心配しつつ)
安く行けるので、これまで行ったことのないところに行ってみようと思い立ち、有田と伊万里(大川内山)に行ってきました。
旅の記録は旅ブログに書きますが、今回の旅行でたくさん焼き物を見て思ったこと。
物欲ゼロの私には、焼き物で有名な観光地はイマイチだということ。
有田の「九州陶磁文化館」で有田焼の歴史を一から学び素敵な器を見て、伊万里駅の「伊万里・鍋島ギャラリー」でさらに、目を肥やしました。
私は、派手めな柿右衛門様式(江戸時代初期にヨーロッパに輸出したような金襴手)ではなく、すっきり洗練された鍋島が好きだということもたくさん見て自覚しました。
熱心にメモをとり、写真がとれない分目に焼き付けたつもり。
だいぶ有田焼には詳しくなりましたよ。
そして、大川内山ではたくさんの窯元で商品を見ました。
素敵な器がたくさんありました。
むしろ、現代のもののほうが洗練されているかも。
青山窯のかけわけの色合いとか好みだし、畑萬の陶器のひな人形とかすごくかわいいし、巒山窯の緑は秀逸と思うけど・・・
でも「これがないと困るかな?」「今使っているマグカップが(夫さんと色違いで)気に入っているしな」などと思い結局一つも買いませんでした。
お皿もねぇ、食洗器やレンジが使えないと不便だし。
「迷ったら買わない」というのが私の方針です。
私にも素敵なものを「わぁ素敵」と思う気持ちも、きれいなものを見てテンションもあがる気持ちもありますよ。
でも、そこから「欲しい」までが遠すぎる。
白髪三千丈というか、アルプス一万尺というか・・・大袈裟だけどそれくらい遠い。
器に凝る人だったら、きっとたくさん買ってしまうんだろうなあと思いつつ。
最終日に唐津によりました。
唐津は魏志倭人伝に出てくる「末盧国」があったと推定されるところ。
弥生遺跡の「末盧館」を見学してきました。
資料館はこじんまりとしていて、そこで売っていた資料をお土産に。
「再考・末盧国」と「末盧より西を望む」というパンフレットをお買い上げ(合計700円)すると、資料館の人が「大きくてかさばりますけど無料なのでどうですか」と一番上にある「末盧国の自叙伝」という資料をくれました。
なんて親切。
近かったらこういった講演会にも参加できるのに・・・
これから読むのが楽しみです。
来月は伊都国と奴国に行く予定。
いい年だからいい器を持たないと、なんて思った自分が不思議でならない。
やっぱり、好きなことして暮らすのが一番なので、歴史オタクの旅行を続けます。