日々のあれこれーのんびりくらし

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終の棲家で花遊び❀

30年後の社会が想像できません

新人さんと帰り道と退勤時間が同じなので一緒に帰っています。

 

新卒で入った会社で正社員で働いて産休も育休も乗り越え、お子さんが4歳になってからの扶養の範囲内での働き方への転職。

私が「これからは楽になるのではなかったの?」と聞くと、

「みんなにそう言われたけど、でもその会社でずっと頑張り続けることでいいのか疑問に思えて」と言います。

もしかしたら、次へのステップのための準備期間なのかもしれないですね。

 

「あと30年以上働くとしたら、どんな仕事がいいでしょう?」と聞かれ、返事に困ります。

終の棲家作りに励んで、働いてもあと2、3年と思っていて、30年後なんて我が家では考えていませんでした。

 

今の職場、社労士事務所は

中小零細企業の給与計算・社保関連の諸手続き・労務管理の外注です。

社長が旦那さん、奥様が経理をやっていて、社員も数名、パートさんが十数名なんて会社では、外注に出したほうが早いということでしょう。

打刻されたタイムカードや手書きの出勤簿のファックスなどがある限り、この仕事大丈夫そうです。

でも、経営者の代が変わったらスマホのアプリで勤怠管理なんてことになるでしょうし、
労務管理助成金の申請の相談業務以外は仕事が無くなりそうです。

 

ごめんね、多分私はその頃働いてない。

 

無くなる仕事

AIが普及したら今の仕事の半分は無くなるとか。

事務作業は一番危ない。

単純作業だけでなく、高度な仕事も安泰ではないように思います。

法務や医療の診断も人間の記憶力や経験値より、AIの学習能力や診断能力のほうが的確な判断ができそうです。

対人の必要があるもの以外は(看護、介護、保育)、いずれ減って行くような気がします。

スポーツ、芸能、芸術や創作活動もは残りますね。

あ、今やAIが小説書いたりするんでしたっけ?

 

ただ、どれくらいの後なのか?

人件費よりも安くなったら導入可能ですが、どれくらい待てば?

それよりも先に人件費がもっと下がったりしないのかしら?

 前に、日雇いバイトでライン作業をしたときは「機械化するより安いバイトで回すんだなあ」と納得したものでした。

コンビニを無人化するための費用と人件費、なかなか難しそう。

個人事業主が多い業種は導入にはハードルが高そうです。

建設現場にロボット導入なんて聞くけれど、個人の戸建てのような小さな現場で、ちょっと造作変えてほしいなんて対応は、ロボットでは難しいし、何より建築費は人間のほうが安いような・・・

 

30年前の社会と比べると

新人さんは平成生まれ。

彼女が生まれたとき私はもう大人でしたよ。

「卒論はワープロでした」と言ったら「あの、映画とかでよく見るカタカタ打っていくものですか?」と聞かれ「それはタイプライターです」と。

ワープロを見たことが無いと言っていました。

 

昔は、パソコンもネットも身近ではなくて、連絡を取るときは家電で。

外から留守電の録音を聞いたと言ったら「え?どういう仕組みですか?!」と。

スマホで瞬時に連絡がつく時代ですものね、今は。

 

便利になりました。でも、それで、仕事量は減ったのかしら?

 

今の職場で言えば、電子申請ができるようになって、都外のお客さんの申請も都心のわが事務所から申請できるようになり時間と手間が減りました。

20年前に労働保険事務組合で働いていた頃は、管轄のハローワークか社保事務所に手持ちで行っていました。

 

スマホが無い時代は、いったん外出したら連絡つかなくて保留が多かったですよね。

今では電話に出られなくてもメールですぐ確認取れたりします。

 

だからこそ速さを求められるのかも。

そのうえ、「いつでも、すぐに」望みが叶うことに慣れてきているかも。

ネットショッピングに慣れたら、「今度の休みに東急ハンズに行って探してみよう」なんて思いませんよね。

平日の夜にすぐ注文して、週末には使い始めてる。

 年中無休のお店も多いし。

一つの仕事にかかる時間は減ったかもしれないけど、欲求が増えて仕事の総量は増えたかも。

 

さらに言うなら、効率化して仕事量が減ったかどうかは、これまでの私の職歴では実感できません。

以前の職場(官公庁のパート)では大量の紙の届出と入力・印刷・封入・発送作業というパートの仕事がありました。

これらが全部電子ですめば、紙も要らないし、パートの作業も要りませんが、

電子申請に慣れていない高齢者やネット環境がない人がいる限り、窓口での手書きの申請は無くなりません。

通知もメールではなく郵送しないと。

 

師匠(夫さん)は研究職だから、どうなのでしょう?

タイピングの速さから推してみるにあまりパソコン使ってないような気がします。

 

 テレワークが進んでいるというけど、それが一般化する前に私は勤労の世界から外れそう。

 

 

 30年後の社会は

30年前に今の社会を想像できなかったように、30年後の社会を想像するのってとても難しいです。

30年ローンも怖い。

私が事業資金を30年ローンにせず、15年で返済するようにして(月の返済額をめいっぱい多くした)繰り上げ返済をして11年で返したのも将来の予測がつかなかったから。

実際、12年前に1棟アパートを買ってから離婚して、独身を楽しんで、その後師匠と別姓婚を経て入籍、とめまぐるしく変わりました。

まさか再婚して幸せに暮らしてるなんて。

 

人生100年というのであと50年弱。

 30年後なんてまだまだ元気でいるはず。

 

でも30年後、まわりは高齢者ばかりで停滞した世の中になっていたりして。

逆に移民が増えて活性化しているかも?

お隣さんが子だくさんの外国人ということもあるかも。

 

安心や安全であれば多少の不便は我慢します。

 

将来、高齢者は自家用車禁止で、公共交通機関の自動運転のバスしか乗れないということでもいたしかたない。

危なっかしい高齢者の車が何台も走り回るくらいなら。

 

私が子供の頃は、「あと30年で石油が取れなくなる」と言われてたのに最近はそんなこと聞かない。すでに無くなっているはずなのに。

石油の採掘の技術があがったからのようですね。

 

30年後の社会が良い方向で期待を裏切るとか想像を超える社会だといいなあと思います。

 結局、新人さんにはなんのアドバイスもできず(笑)

 

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ベビーサンローズは元気です