日々のあれこれーのんびりくらし

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終の棲家で花遊び❀

ドラマ「二月の勝者」を見て中学受験について思ったこと

夫婦して、「二月の勝者」という中学受験を題材にしたドラマを見ています。

ドラマと原作マンガでは設定が違うところもありましたが、再現率が高く子役たちも上手で面白いドラマではないでしょうか。

やっぱりマンガも読みたくなりレンタルしたところ、在庫があったのが、4-8と10巻。

放送分が追い付いてきたので初めの3巻がなくても大丈夫でした。

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借りられたのはこの6巻

きっとドラマが終わったら在庫が増えるだろうからまた借ります。あ、最終回まで見たら借りなくてもいいのか。

 

途中まで見てのドラマの感想

ドラマを見て思ったのは、12歳の子がこれだけのことに立ち向かうってすごいな、と。

受験って言ってもみなが御三家レベルの優秀な学校に行くわけでもなく、それなりの学校もあるけど、12歳の子が毎日塾に通って、学校の宿題だけでなく塾の宿題もこなして、成績が伸びるかどうかに悩み、合格するかどうかの不安と闘う。

私は、子供の頃成績が良かったから、勉強ができる女の子の回がすごく刺さりました。

柳楽優弥演じる黒木先生のセリフもなるほどーと思うところも多いです。

 

そして、親の負担も大変だーー。

ドラマでは年間150万くらいかかるようなこと言っていたかな?

お弁当作ったり、夜食を用意したり、送り迎えもしたり・・・

親の考え方、向き合い方も子どもに影響しますね。

威圧的な父親がでてきて妻子を苦しめていますが、あの子が無事に合格できるといいなと思ったりして。

身近な中学受験の話

実は私の妹二人もそれぞれ子供を中学受験させている。

都内に住む妹は甥と姪を二人とも四年生から塾に通わせ私学に通わせている。

地方に住む妹の姪は六年生から通い始めて公立の中高一貫校に合格して今年から通いだした。公立の中高一貫校って優秀なんですね。

こちらの姪からは質問が来て夫婦で回答したこともある。

 

xiaorenretirementlife.hatenablog.com

こちらの姪っ子の出来が良いからか都内の妹のほうが少々拗らせ気味。

姉妹のグループLineに都内の妹の既読がつかなくなりました。

子供のいない私からしたら、甥っ子も姪っ子もみんな可愛いんだよーー。

甥っ子は勉強はできなくてものんびりとして優しい。姪っ子は真っ黒になるほど部活を頑張っている。勉強ができる姪っ子はもともとインドア派で勉強が好きなんですよね。

それこそ、テニスが好きも勉強が好きも個性でいいのに。

コロナ禍で会えなかったけど、落ち着いた後に会えるようになるかしら。

 

私の中学受験

さて、私が小学生だったのはもう40年も前の話。

家が貧乏で地元足立区の公立中に行くしかなくて実は嫌でした。金八先生シーズン2の荒谷二中みたいだったから。(アラフィフ以上しか分からないでしょう)

私よりも成績が悪くても、親がお金持ちだったり教育熱心な家の子は中学受験して私学に行きました。羨ましかったなあ・・・。

中学時代の友人と今も交流あるくらい楽しかったので良かったんですけどね。

 

高校は学区内で一番の進学校に入れて、高二までは「高卒で就職しろ」と言われていたのが、劇的に実家の経済状況が良くなりそこそこ良い大学に行けたのです(自画自賛)。

予備校にも行けずに、友達のお姉さんのお下がりの問題集などもやりこみましたよ。

進研ゼミだけはやらせてもらえたっけ。締切に間に合うとシールがたまって図書券がもらえたんですよね。

 

だから、私は「勉強にお金を使ったら負け」という謎のMYルールに縛られることに。

社労士試験も宅建もハングル検定も参考書だけの自学で合格しています。

 

だけど、もしも、

私の家が子どもの頃からもう少し余裕があったなら、

親が子供の教育に熱心だったなら(大工の父親は「女が勉強できても仕方ない」と言っていた。今では姪っ子が「〇〇中に合格した!」と親戚中に言っているのに)、

そんなことを思うことがあります。

 

家の手伝い(家事はもちろん、夏休みに現場でかんなくずを掃除するとか水を撒くとかやらされた。昭和だわ)なんかしないで、
親が応援してくれて勉強を思いっきりできたなら、
私はもう少し違った人生を歩んでいたのかしら。

 

 

マンガやドラマの中で

「いい学校に行くことは可能性を広げる」

「合格に必要なものは父親の経済力と母親の狂気」

「中学受験は課金ゲーム」

「高校受験は点数が同じなら先生に気に入られた方が合格するという理不尽さがあるけど、中学受験は点数ではっきり合否が分けられるから中学受験の方が好きだ」

すみません、どれも引用ではなく、印象で書いているのでセリフは多少違うと思います。趣旨はこんな感じと思ってください。

 

どれも納得できます。

経済格差が学力格差につながる問題の解決は難しいです。

それは世代を超えて連鎖してしまうから。

 

いい学校に行くことが全てじゃないとか言うけれど、貧乏人の家の子だった私は「学歴が良ければ逆転できる」と思って、中学時代からガリ勉していました。

たまたま私は頑張った分だけ成績に反映されたから、いきなり「大学行っても良し」になって大学生になれたけど、なかなかモチベーションって保てないはず。

でも、私のように貧乏な家の子でも勉強が好きな子って絶対いるはず。多分?いや知らんけど(ここだけ関西風)。

 

中学時代の友人は働きながらスクーリングで大卒の経歴を獲得しました。彼女は有休使って教育実習もして教員免許もとったのですよ(教員にはならなかったけど)

こんな方法もあるよって教えたい。

 

課金してもらえる家の子は頑張って親と共に立ち向かって希望の学校に行ってほしい。

自分が勉強して学歴を得て良かったと思っているから、そうじゃない家の子も学歴のことで諦めるような社会になってほしくない。

と、なんだか問題をごっちゃにしていました。

①大学の学費が高くて学費ローンを背負う若者が多いのをどうにかできないか。

 せめて、無利子が無理なら利子を低率にとか。

②中学から私学に行っていい環境で勉強できる子と公立中学の差をどうにかできないか。

公立も習熟度とかタブレットとか使って「できる子はもっと進めて、もっとできない子を拾って」の授業をできるようにすればいいのに。

③どうしても、家庭学習の習慣がつかない子とか、家の環境が悪くて勉強しづらい子とかをボランティアで見て、「勉強できないから学校行きたくない」なんて子を無くしたい。

ネットで見ても近所には「貧困家庭の学習支援ボランティア」はないので、新居のある自治体はそれほど困ってる人はいないのかな?

それともまだ組織されてないだけかしら。

50代のおばちゃんは断られるかしら。教員免許あるけど・・・

 

きれいごとでしょうか。