Netflixを先月から視聴しています。
とりあえず話題の作品から見始めています。忘れないようにざっくりレビュー。
ネタバレもありますので、これから見ようとしている方は読まないでください。
「愛の不時着」
すごく見たかった話題作。昨日見終わって早くもロス・・・
韓国の大企業の社長で財閥令嬢あるユン・セリがパラグライダーで竜巻に巻き込まれ北朝鮮内に不時着。それをリ・ジョンヒョク中隊長がかくまい韓国へ帰してあげようとするのですが、色々あってなかなか帰れず。
そうこうする間に二人に恋が芽生え、ジョンヒョクが命をかけてセリを守ったり救ったり。
もうこれでハマらないおばさんはいないでしょう。
ストイックな軍人ジョンヒョク役にヒョンビン氏はハマリ役。我がままな女社長かと思っていたセリも実は愛すべき性格で後半好きになっていました。
後継者争いのためセリの帰国を望まない兄たちや、北朝鮮の軍人同士の対立、もう一方の主な登場人物であるジョンヒョク氏の婚約者ダンと潜伏しているスンジュンとの恋愛模様なども描かれます。
北朝鮮の村のおばさんたちや、中隊長の部下たちが素朴でいい感じです。ニュースで見るような悲惨さはなく、ちょっと田舎の村のように描かれる北朝鮮。
タイムトラベラーモノで昔の人が現代に来た時のカルチャーショックのようなものが韓国と北朝鮮にはあるのねーと思う。そして、一度離れたら二度とは会えないところというのもタイムトラベラーモノに近いものを感じます。
部下たちに感謝をこめて別れの挨拶をするときに「統一したらまた会いましょう」というシーンがあるけど、それって無理ってわかってるし。(ドラマではまた会うのですけどね)
色々あって無事に韓国へ帰った後で、今度はリ・ジョンヒョクと対立していた悪役がセリを狙って韓国に潜入し、それを追ってリ・ジョンヒョクまで韓国入り。そして、それを連れ戻すために部下たちも韓国へ。
安易すぎるーーー、とも思うけどいいの。まだ終わってほしくないから。
途中何度も出てくる回想シーン。北朝鮮で出会う前に実はスイスで出会っていた二人。うっとり見ていたいけど、夫さんが隣でシラケている。
飽きて寝ていたのか目をつぶってやり過ごしていたのかは不明。
部下たちに韓国で美味しいものを食べさせたり、好きなものを買ってあげたりしたいというセリの気持ちはすっごく分かる。チェジウのファンという設定のジュモクにジウ姫を会わせてあげるというシーンも好きだわー。
最終回もこんなにうまくいくはずないという展開だけどもういいの。所詮おとぎ話なんだから。ハッピーエンドでいいじゃない。
何度も出てくるスイスの絶景もいい感じ。コロナが落ち着いたらスイスに行く予定だから、あわせて聖地めぐりもしなくては・・・
このドラマ、流行るはずですよ!
しかし、このドラマはそれほどラブシーンがないけど、夫さんと恋愛ドラマを見るのって結構恥ずかしいものだと気付く。
恋人同士なら恋愛映画をデートで見ることもあるでしょう。
でも、中年夫婦だとなんだか微妙。
経験ないけど、子どもと一緒に見ていて気まずくなる感じってこんな感じ?
私は妨害を乗り越えての恋愛ドラマに「非日常のトキメキ」を感じるけど(?)、そんな私を夫さんはどう見ているのかしら。夫さんにトキメキは感じないからなー。申し訳ないけど。よその中年夫婦はどうかしら。
これまで韓流ドラマを一緒に見ることはあっても、「未生」や「キム課長」「梨泰院クラス」のようにラブシーンほぼ無しのものばかりで、恋愛ものは夫さんが仕事でいない昼間に一人楽しく見ていました。
でもこれからは夫さんはほぼ家にいる。
ときめくような恋愛ドラマは夫さんが寝ている時間に見るしかないのかしら・・・
幸い、朝起きるのが苦手で朝は9時くらいまで寝ているからその時がねらい目かも。
「イカゲーム」
借金に苦しむ人々を集めゲームをさせて生き残った人が高額の賞金を獲得するというもの。超お金持ちの娯楽として、簡単に人の命が失われて行きます。
子どもには見せたくないドラマですね。
日本でも似たようなマンガや映画がありますが、こちらはゲームが「だるまさんがころんだ(ハングルでは「ムクゲの花が咲きました」って言っている)」のような子供の頃の遊びのような簡単なもの。
日本のものは頭脳戦がメインに思いますが、「イカゲーム」では登場人物たちの生活や心理がうまく描かれていて、またゲーム参加者の弟として刑事が侵入したりと、なかなか面白いです。
ゲームの途中で次の回になって、続けて2話、3話と見た日もありました。「ビー玉遊び」の回は泣きましたよー。
でも最終回がモヤモヤしたのは我が家だけでしょうか。なんだかシーズン2もありそうだし。
「梨泰院クラス」
パクソジュン演じるパクセロイが主役。正義感のある若者が父親の復讐として、外食産業1位の会社の会長親子に立ち向かっていくのですが、主人公が真っ直ぐで気持ちが良い。
金持ちが韓流ドラマの典型でとことん悪くて嫌な奴なのですが、主人公が悪いことをせずに正攻法で成功していくのが良いですね。どんな妨害を受けても「これくらいで俺は揺るがない」とめげないのが素晴らしい。
青春モノと言ってもいいくらい。仲間も訳アリな人々が集まって成長していく感じ。
梨泰院の小さな店から始めて、妨害にあいながらも成長するところは面白かったけど、テレビ番組で優勝して一気に企業として成功してからはなんだかちょっとつまらない感じ。最後にハッピーエンドで良いのですが。
個人的にはセロイが好きな高校時代の同級生スアと、セロイを好きなマネージャーのイソのどちらも好きになれず。
終盤、セロイに〇〇してと頼むだけの初恋の人のスアではなく、セロイを助け会社のために必死に働くイソの存在がセロイにとってはかけがえのないものだと気付くところはまあ良いかしら(何目線?)
勧善懲悪でスッキリします。
あり得ないとは思いますが、正しい人が成功するという話っていいですね。
夫さんと二人で「ハッピーエンドで良かった」と見終わった後も和やかに話す。
出てくる俳優さんが他のドラマでもよくお見掛けする方ばかりで「〇〇さんが演じるということはいい人なんだわ」と思ったり。
(このドラマの極悪非道のチャンデヒ会長が「ヴィンチェンツォ」では正義感あふれる人情弁護士としてでてきたときはちょっと驚きましたが。)
今は夫婦で「ヴィンチェンツォ」と一人で「恋慕」を見ています。夫さんは「すべらない話」や「吉本新喜劇」を一人でダラダラと見ています。日本の映画も見ているみたい。
多すぎて何から見ていいかわからないですねー。