大好きな夫さんが逝ってしまって早一年。
急に泣いてしまうようなことはなくなったけど、
夫さんがいないことにまだ慣れません。
淋しい。
一緒にやりたいこと、行きたいところ、食べたいもの、たくさんあったから。
私は去年乳がんの部分切除をして、経過は順調といわれています。
(ホルモン剤を5年以上飲む必要はあるけど)
特に傷が痛むこともないけど、見ると明らかにえぐれていて、そのうちに盛り上がって元通りになるのかと思ったらそういうわけではないらしい。
下腹はすぐ出てくるのに。
たまに、えぐれたところが痛いような気もするし、気のせいのような気もするし(これは個人差があるようで、術後何年経っても痛む人は痛むし、全く痛くない人もいます)。
自分の手術や治療期間が夫さんの闘病中と重なるから、自分の傷を見ると夫さんを思い出します。
治ったと言われているけど、元通りになったわけではない。
夫さんがいなくても、生活できているけど、元通りという感じでもないように。
親身になってくれる友人もいるし、推し活や趣味もあるし、笑うことも泣くことも怒ることもできるけど。
子どもがいたり、生活が大変だったりしたらまた違ったのかも。
ドラマなどで、離別や死別のシーンの後で、さらっと「〇年後」とかになって、普通に笑顔で生活しているのを見て、これまでなんとも思わなかったけど、今は「なんて嘘くさい」と思ってしまう。
思い出すと悲しくなるより、楽しかったことを思い出してほっこりするような気持にはいつになったらなれるのかなあ。