友人が狂言の舞台に誘ってくれました。
友人の友人が修養の仕上げとして、「釣り狐」という演目を演じるといいます。
狂言は「猿に始まり狐に終わる」というらしく、狐を演じるのは難しいそうです。
チケットの写真が狐です。
ふだん、歌謡曲かK-popしか聞かない私が伝統芸能なんて大丈夫かしらと思ったけど、狂言はコメディーなのと、セリフが聞き取れるので大丈夫でした。
くすっと笑えるような演出も多い。
ただ、そばの席にケタケタと大笑いをずっとしている人がいて、「そんな大笑いするような話でもないだろう?」と不思議でした。
まるで吉本新喜劇かってくらい笑っていたから。
最後は「待たれぃ」「許して下されぇ」って感じで、おいかけながらはけていくというのが、狂言のお約束なのかなと勝手に納得する。
謡の声は朗々と響いて、衣装はすごく素敵で、なかなか良かったです。
舞台が近くて表情がよく見えるのもいい。
それにしても、水道橋の駅のそばにこんなところがあったなんて50年以上生きてきて初めて知りました。
狂言から帰ってきたら、駅前で4年ぶりに夏祭りが開催されていて、出店がたくさん並び、盆踊りの輪ができていました。
いまどき、盆踊りを踊る人もいるんだなあと思いながら(私はリズム感がないので盆踊りも下手。だけど歌は知っている)、踊っている人をしばし見ていました。
駅前ロータリーいっぱいの人。
浴衣は子どもや若者だけでなく、大人も着てた。
コロナ禍に越してきたから、夏祭りは初めて。
こんなに人がいるんだと驚きつつ、夫さんと一緒に来たかったなあと思う。
夫さんは屋台が好きだったから。