今年の目標の一つに、「月に一本は映画を見る」
映画館で映画を見るようにしていたのですが、
最新作にこだわらなければ、サブスクで見ればいいような気がしてきました。
家のリクライニングチェアに寝そべり、お菓子を食べながら見るほうが楽かも。
そんなわけで、今月はユーネクストの無料期間中ということもあり、
ちょっと前の韓国映画を見ました。
「国際市場で逢いましょう」
こちらは映画。色々受賞した有名な作品。見て良かったです。
ハラハラするシーン、切なく泣けるシーンと見どころが満載。
忘れないようにあらすじ書きます。
避難の途中で、妹のマクスンと父親とはぐれてしまいます。
父親が最後に「俺がいなくなったらお前が家長だ」と言います。
釜山の国際市場に店を構えていた叔母の下で、子どもながら頑張るドクス。
自分は進学をあきらめ、弟のためにドイツの鉱山へ出稼ぎに行き、妹の結婚や叔母の店を守るために、ベトナム戦争にも参加して必死にお金を稼ぐドクス。
命の危険も省みず、怪我をしたりと本当にひたすら働くのに、弟妹はいまいちわかってない感じがイラつく。
映画なので、運よく無事に帰ってこれたけど、実際には出稼ぎにいったまま亡くなった人もいそう。
妻はドイツ出稼ぎ中に出会った、これまた看護師として出稼ぎに来ていた女性。
離散家族を探す番組で、妹のマクスンと感動の再会を果たすシーンには泣きました。
日本も戦後すごく苦労をされた方は多いし、中国残留孤児の再会シーンとか記憶にある。
最後に年を取ったドクス夫婦が街の明かりを見ながら、ドクスが「店を売ってもいい」とやっと言うシーンがまた秀逸。
お父さんがはぐれたら釜山の国際市場の叔母さんの店で逢おうと言っていたから、これまで必死にお店を守ってきたんですね。
「もう年だからこれないだろう」とつぶやくシーンでまた泣けた。
ベトナム戦争のシーンで東方神起のユノが爽やかに登場してきて驚いた。
「安市城 グレート・バトル」
645年、唐の大軍に責められた高句麗の安市城の攻防。
古代史講座で、先生が教えてくれた「高句麗の小さな城が唐の大軍を撃退した戦い」の映画というので、ぜひとも見なくてはと。
淵蓋蘇文のクーデター後、安市城の城主ヤン・マンチュンは淵蓋蘇文側につかなかったので、反逆者扱いをされるのですが、
城主は人望があり、城の住民、兵士たちと一丸となって唐の大軍を撃退するいい話でした。
史実でも、唐はせめあぐねて、巨大な土の城を築くのですが、
先生曰く「映画やドラマでは、この土城をどのようにして崩れたかを描くのかが、脚本家や監督の腕の見せ所」という。
唐が土城を築いたことと、高句麗が土城を崩して撃退したことは、史実だけど具体的なことは不明なので。
唐の太宗が片目を弓で射られて、退却するところも描かれていた。
この映画では、朱蒙の弓で射貫いていた。
城主のチョ・インソン氏、サムル役のナム・ジュヒョクだけでなく、脇役のみなさまも知ってる顔ばかり。
戦闘シーンを1.8倍速で見ていたので、あっという間に見終わったけど(ほとんど戦闘シーンだから)、なかなか面白かった。
現代もので、戦争や病気や事故で人が亡くなるシーンがあると胸が痛むのに、
歴史ものだと気にならないのは自分でも不思議。
土城を崩すために、高句麗の決死の職人部隊が穴を掘って、中で柱を倒すシーンなんて、相当切ないシーンなのに、自己犠牲のカッコよさが描かれてる。
役名のついていない兵士たちは、簡単に死んでしまうから、ストーリーも無い。
だけど、本当は一人一人の人生があって・・・なんて書きだすと長くなるので、これでやめます。
今週はNHKスペシャルで戦争に関する番組を色々見て考えてしまったから。