以前は移動中は本を読んでいたのに、重いのでNetflixの動画のダウンロードを見るようになりました。本を読むのは、ハングルの参考書や、調べものしたくて日本書紀を見るくらい。良い本を作ろうとしている出版業界の人に申し訳ない。
ロマンスは別冊付録
冒頭、そんなことを書いたのは舞台が出版社のこのドラマのせいかも。
「詩集は売れないから出さない」と代表が言っていた。
でも、「いい本は売れなくても作る」とも。「そのために売れる本を出す」と
ヒロインのダニは、難関大学を出て大手広告会社に勤務し、CMの受賞経験もあるキャリアウーマンだったのに、結婚後育児のために専業主婦に。
が、夫の浮気が原因で離婚。
再就職を目指すも「7年のブランク」があるため、就活は行き詰る。
弟のようなウノは、子どもの頃からダニを好きだったけど、結婚してしまったダニに対して気持ちを隠していた。
ウノは作家として成功し、出版社の編集長にもなっていて、ダニの現状を知って「どうして相談してくれなかったのか?」と怒るし心配するし、ダニのほうは「弟みたいなあんたに心配かけたくなかった」と。
ウノの家に居候しながら、高卒と偽って、ウノの出版社の業務支援チーム(雑用)の契約社員となります。
根が優秀だから、雑用の仕事の他にもマーケティングにアイディア出して採用されたりして、周囲に認められていきます。
が、ある日、学歴詐称がばれて退職せざるを得なくなります。
高卒が大卒と上方詐称するなら、能力不足が問題になるけど、低く詐称してでも就職したかったというのは、情状酌量にならないのね。
「自分よりもいい大学の人を使いづらい」「年齢は上でもブランクがあるから役職につけづらい」等々。
韓国はそんなに就職難なの?
結婚して育児をしながら正社員であり続けるのは、他のドラマを見てもかなり大変そうだけど、そうしていないともう二度と正社員になることはできないのかな。
日本の今を知らないから何とも言えないけど、韓国の就職事情は厳しいなあと見ていた。
私は何度か転職をしているけど、正社員をやめた後は大家業が本業で、外に出る仕事はパートでいいと思っていたから、それほど転職に困らなかった。
これが、正社員でないととか、やりたい業種はこれとか、譲れない条件があったら大変だったかも。
最後の仕事(社労士事務所)に入る前は、何社か落ちて少し自信を失ったけど、どうにか入れて良かった。
落ちると自分が必要とされない気がして凹みますよね。
私がハマったのはお仕事ネタのためですが、このドラマのメインは、ダニとウノのロマンス。
それに、ウノが師と仰ぐ作家の動向と、どうやらその作家に関係あるデザイナーが出てきて、脇役たちのラブラインもあって、まあ楽しめます。
弟分のウノが、自分を男として見てくれていないダニに対して、始めは穏やかに、そしてだんだんとアピールしていくあたり韓流ドラマあるあるだわ。
夏目漱石が、生徒が「I LOVE YOU」を訳す時に「愛しています」と訳したのを「日本人はそう言わない。『月が美しいですね」』と直させた」話を、子どもの頃にダニがウノに教えていて、
二人で月を見ていたときに「月がきれいだね」とウノが言うシーンがあります。
その時はダニは気が付かないのですが、次に雪が降ったときに、ウノがまた「雪がきれいだね」というのです。
その頃からだんだんと意識し始めて、ラブコメ感が出てきます。
脇役のソンジュンデザイナーやソン代理もいい人達。
ネタバレになるので、ラストはあえて書きませんが、なかなか楽しかったです。
イチャイチャが過ぎるのだけは、なんとかならないかな。
悪い人が出てこない(前夫くらい)で、ハッピーエンドなのもよい。
ダニは無事復帰できます。
イ・ジョンソクは好みではないけど、ドラマは大概面白い。
板東巡礼の道中にずっと見ていました。景色があまり変わらないから。
サムダルリへようこそ
済州島出身のサムダルは、写真家として成功していたけど、サムダルを妬んでいた助手がパワハラをでっちあげ自殺未遂までして、サムダルを業界から追い出します。
記者に追い回され、仕事もなくなり、一緒に暮らしていた姉妹、姪と一緒に、ソウルから故郷のサムダルリという村に帰ってきます。
SNSで叩かれたときの辛さは想像できないけど、辛い時に友人と思っていた人から「あの事件ってほんと?」「なんでそんなことしたの?」なんてSMがくるのもつらい。
村には幼馴染がいて、海女の母とその仲間、近所のおじさんたちもみんな迎えてくれます。
幼馴染のヨンピル(母親がチョ・ヨンピルのファンで同じ名前をつけられた)が「너 괜찮아?(お前、大丈夫か)」と心配してくれる。
この「너 괜찮아?」が何度もでてくるけどいいのですよ。
村からでて、陸地(村の人は本土のことをこう言っていた)に出た人はみんな失敗して戻ってきたけど、サムダルだけは成功していた。
ヨンピルたちも若い時に一度はソウルに出たけど、みんな戻ってきている。
今回の事件も実は濡れ衣なので、幼馴染たちとソウルに残してきた助手たちが復帰にむけて、活動してくれます。
このドラマは、たんにサムダルが写真家として復帰するだけでなく、主軸はサムダルとヨンピルという幼馴染の恋愛です。
二人の母親は海女で、親友だったけど、あるときにサムダルの母親が天候が悪くなりそうなのにヨンピル母を誘って海に入り、ヨンピル母が亡くなります。
そこから、ヨンピル父はずっとサムダルの家を憎んでいて、サムダルとの交際も反対しています。
他には、テーマパークを誘致しようとする大企業とのあれやこれやとか、イルカ保護の話とか、細かいネタもあります。
途中もっとテンポよく進まないかなあと思いながら見ていたけど、済州島が舞台だからしかたないのかな?
私は、下町とはいえずっと東京に育って、故郷というほどの故郷がないから、「帰る所がある」的な話は、へぇーーと思うしかない。
村人全員が知り合いとかどうなんだろう?安心?うっとおしい?
「ロマンスは~」も「サムダルリ」も、絶対的な味方がいるというのが、韓流あるあるで良いですよね。
私の夫さんも小言は言うけど私の絶対的な味方だったのに、今はいないから淋しい。
エンジェルアイズ
友人の推しのイ・サンユン氏のドラマ。
2014年のドラマなので、あの指切りしてハンコを押す約束をしている(笑)
さすがに、コピーしてサインしてまではしていないけど。
友人が布教活動の一環としてかしてくれたドラマで、サンユン氏の良さがよくわかる。
背が高くて、優しそうで、真面目な人の役が良く似合う。
ただ、10年前の韓流ドラマって、こんなに恋愛に障害ってあったっけ?
っていうくらい色々ある。
ヒロインは目が見えなくて、彼氏の母はひき逃げで亡くなる時にヒロインに目をあげてと言い残して…
彼氏は家の事情で渡米して2人は会えなくなり、
からの、彼氏の母の死の原因はひき逃げではなくて真犯人は、とか、てんこ盛りだった。
ハッピーエンドになるのはわかっているから、早く二人が結ばれればいいのにと思った。
高校生役のカン・ハヌル君が最高!
ハヌル君の話す釜山弁「~アイガ!(~じゃん、みたいな語尾)」とかイントネーションがヨンファみたいで良かった。
友人が大好きなサンユン氏について、あれこれ語るときはとても幸せそうなのが良い。
サンユン氏も売れっ子俳優で、たくさん出演作があるから布教は続くかも。
マスクガール
Netflixで話題になってたから見たけど、サスペンスってハラハラして続きが気になるけど、私には合わないとつくづく思う。
気楽なラブコメが一番。
容姿に恵まれないヒロインがマスクをつけて、動画配信を始めるんだけど、ヒロインが酔っ払って暴走した配信をしてから、殺人事件がおき、
途中からその被害者(ヒロインに大しては加害者でもあると思うけど)の母親が、ヒロインとその娘に対して復讐しようと、執念深く追い回してくるので、気になって見たけど、嫌な気持ちで見終わった。
韓国って、こんなに容姿が大事なの?
かっこ悪いからってこんなにいじめられる?とひいた。
イケメンは好きだけど、そうじゃないからって、いじめるほど私は恵まれてないしなー。