日々のあれこれーのんびりくらし

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終の棲家で花遊び❀

読書・ドラマレビュー

「みをつくし料理帖」高田郁著を夢中になって読む

友人から薦められた時代小説。来月にはNHKでドラマ化されるそうです。 ネタバレになるともったいないので、最初の設定だけ。 水害で孤児になった澪は、「天満一兆庵」の主人夫婦に救われ天性の味覚を見出され料理を教わり、 その後、大阪の店が焼け江戸店…

読書の秋2016 一言メモ

西加奈子「サラバ!」 湊かなえさんの「少女」「ユートピア」「山女日記」 水上勉先生「越前一条谷」、「越前竹人形」「雁の寺」 山内マリコさんの「ここは退屈迎えにきて」 読書の秋ということで、色々読み散らしていますが、「これ!」というものに出会え…

「維新の肖像」おすすめです。

安部龍太郎「維新の肖像」は目からウロコでした。 上海事変など日本の暴走が続く時代その原因を 「明治維新は偉大な革命であったが、それを引き継いだ者たちが国家の運営を誤ったためにこのような結果となった」と考えていたが、それは明治維新を肯定する教…

今更ですが「村上海賊の娘」読みました

図書館でやっと借りられた 和田竜作「村上海賊の娘」 この週末一気に読了。 昨年、しまなみ海道を通って瀬戸内旅行をしたので、懐かしい地名がちらほら。 天正4年、 織田信長と大阪本願寺の戦いが7年目に入り、 長篠の戦で武田軍に大勝し織田の勢いがいよい…

「流れる星は生きている」ほか 夏だから読んでみました

先日、友人たちと新橋で馬肉の宴。 とってもおいしゅうございました。 その宴の時に、職場から歩いてきた友人が「国会議事堂の前がデモの参加者ですごかった」と。 戦争法案に反対する人たちの熱気の話から、 「今まで夏になると戦争を扱ったテレビ番組が多…

武田知弘著『「新富裕層」が日本を滅ぼす』に溜飲が下がる

副題に「金持ちが普通に納税すれば消費税はいらない!」とあります。 常々疑問に思っていたことに対する答えが明快に書いてありスッキリします。 「日本の金持ちは世界一高い税金を払っている」というのはデマで、 社会保険料も含めて考えると金持ちの税負担…

浅田次郎「プリズンホテル」夏・秋・冬・春を読んで

後輩がお薦めしてくれた小説。 私が読んでスッキリする話が好きと言っているからか、 彼女はいつも娯楽性の高い楽しい小説を教えてくれます。 「万能鑑定士Q」のシリーズも面白かった。 さて、今回の「プリズンホテル」 ヤクザの親分が鄙びた温泉ホテルを任…

浅田次郎「プリズンホテル」夏・秋・冬・春を読んで

後輩がお薦めしてくれた小説。 私が読んでスッキリする話が好きと言っているからか、 彼女はいつも娯楽性の高い楽しい小説を教えてくれます。 「万能鑑定士Q」のシリーズも面白かった。 さて、今回の「プリズンホテル」 ヤクザの親分が鄙びた温泉ホテルを任…

原田マハ「太陽の棘」を読んで

雑誌の書評で見つけた原田マハさんの「太陽の棘」 史実に基づいていて、著者が「書かなければいけない」と思ったという話。 この春に家族で沖縄に行ってから、沖縄のことが気にかかっていた私は読んで良かったです。 太平洋戦争後、米軍占領下の沖縄に米軍主…

北方謙三「史記武帝紀」・中島敦「李陵・山月記」読みました

北方謙三の「史記 武帝紀」 中島敦「李陵」 北方謙三の「史記 武帝紀」 北方謙三の「史記 武帝紀」は、前漢7代皇帝武帝の時代を描いています。 国力充実、最大版図を築いたり、世界史の授業では前漢で有名な皇帝。 登場人物たちも有名人揃いで懐かしー。 戦…

「海賊とよばれた男」読みました

図書館で長らく待たされた「海賊とよばれた男」一気に読んでしまいました。 出光興産の創業者出光佐三をモデルに、 創業時から大企業となるまでの波乱万丈な一代記。 社員は家族、就業規則もなく労働組合も、馘首も無い。 個人的な利益よりも時として国のた…

たかぎなおこ「マラソン1年生」を読んで

11月のつくばマラソン、3月の名古屋ウィメンズマラソンを控え やっと真面目に練習しているワタクシ。 モチベーションアップのために図書館で借りた本 売れっ子漫画家さんで運動不足のたかぎなおこさんが友人とマラソンを始めたというエッセイマンガ。 さ…

乱読読書ノート 時間旅行にちなんだ話が多かった・・・

乾くるみ「リピート」 ケン・グリムウッド「リプレイ」 乾くるみ「スリープ」 伊坂幸太郎「終末のフール」 原田マハ「総理の夫」 梅雨で外出できないので本を読んでました。 図書館で予約した本が一気に届いたというのもありますが・・・ 今回は時間旅行ぽい…

「限界集落株式会社」「こちら北国、山の中」を読んで

黒野伸一著 「限界集落株式会社」 三上亜希子著「こちら北国、山の中 農家の嫁の事件簿」 今回は2冊紹介。 黒野伸一著 「限界集落株式会社」 郵便局もバスも撤退するような過疎の農村を舞台に 祖父の土地があったからとやってきた元エリート会社員が、 その…

「禅 シンプル生活のすすめ」 枡野俊明 著 を読んで

禅宗の僧侶で造園家でもある著者が全般的に日常生活について禅の考え方を交えながら書いています。 なかなか精神的に良い影響があった感じがします。やさしく話しかけるような文体で偉ぶってないし。 良いな、と思った言葉は書き写したほど。一章一章が短い…

三浦しをん「舟を編む」に感動する

新年早々、いい本に出会えました~♪ 本屋大賞に輝いたと聞いて、図書館に予約して待つこと半年以上。 「大渡海」という辞書を作る辞書編集部の人々の話。 「ものづくり」に打ち込む人たちの話で、 出てくる人々に嫌な奴がいないという私の好みの話でもありま…

読んだ本あれこれ10月から11月

宮部みゆき「桜ほうさら」 桐野夏生「ハピネス」 湊かなえ「サファイア」 朝井リョウ「桐島、部活やめるってよ」 柴崎友香「フルタイムライフ」 本は買わずに借りることにしているのですが、話題の本だけでなく、色々な雑誌の書評の良いものなども選んだりし…

御手洗瑞子「ブータン、これでいいのだ」を読んで

最近読んだ本で面白かった本があったので紹介します。「日経WOMAN」の本の特集で知って図書館から借りた本です。 御手洗瑞子「ブータン、これでいいのだ」 幸せの国と言われるブータンに、首相フェローとして1年間滞在し、現地に住んだ人の目で彼の国を…

岩井忠正・岩井忠熊著「特攻」を読んで考えたこと

友人に薦められて読んだ本です。 忠正さん、忠熊さん兄弟は大学在学中に学徒動員により海軍に入り、 「回天」「伏竜」「震洋」という自殺兵器の訓練を受け 出撃する前に終戦を迎えたために生還できた方たちです。 もし、あのまま戦争が続いていたらお二人が…

13年4月の読書ノート

「原発ゼロ社会へ!新エネルギー論」広瀬隆 「楽園のカンバス」原田マハ 「ぶってよ、マゼット 47歳の音大生日記」池田理代子 相変わらずいろいろ読み散らしています。 「原発ゼロ社会へ!新エネルギー論」広瀬隆 これは、マイミクさんのお薦めだったのです…